エレファントカシマシDB ファンプロフィール

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項目内容
ハンドルネームトルツメ
プロフィール更新(別ウィンドウでPC版に飛びます)
ライブ履歴更新(別ウィンドウでPC版に飛びます)
一言ぬ、抜け出せない
性別
ファン歴2008/01から10年6ヶ月経過
居住地域東京都 / 下町
誕生日
血液型O型
初めて買ったSINGLE小田和正
初めて買ったALBUM モーツァルト
好きな曲BEST1悩んでます
好きな曲BEST2悩んでます
好きな曲BEST3悩んでます
好きな曲BEST4悩んでます
好きな曲BEST5悩んでます
好きな曲BEST6悩んでます
好きな曲BEST7悩んでます
好きな曲BEST8悩んでます
好きな曲BEST9悩んでます
好きな曲BEST10悩んでます
ライブ曲BEST1悩んでます
ライブ曲BEST2悩んでます
ライブ曲BEST3悩んでます
ライブ曲BEST4悩んでます
ライブ曲BEST5悩んでます
ライブ曲BEST6悩んでます
ライブ曲BEST7悩んでます
ライブ曲BEST8悩んでます
ライブ曲BEST9悩んでます
ライブ曲BEST10悩んでます
好きなアルバム1悩んでます
好きなアルバム2悩んでます
好きなアルバム3悩んでます
日本1
日本2
日本3
海外1
海外2
海外3
著名人1
著名人2
著名人3
尊敬
趣味
ホームページ
ファンクラブPAO入会済み
自己紹介
登録日2008/08/19
更新日2018/06/29
参加ライブ情報
 渋谷C.C. Lemonホール
 渋谷C.C. Lemonホール
 日比谷野外大音楽堂
 大阪城野外音楽堂
 SOCIETY OF THE CITIZENS
 野郎共の競宴 SHIBUYA-AX
 行かれた方、少ないかもと思いレポートしてみます。

オープニングは“泉谷しげる”と“CHABO”のセッションで会場を盛り上げてました。
トップバッターは当然エレカシだと思っていたので、いきなり始まらなくて嬉しかったです。
泉谷さん「あいつらすごい練習するな、俺は本番で練習する。練習は嫌いだ。」
CHABOさん「俺は本番が嫌いだ。」
泉谷さんはトークの通りコードをCHABOさんに確認しつつ演奏されてました。
体ちっちゃいけどパワフル。カッコ良かった。
62曲歌った先日のライブで声が嗄れているとのことでしたが・・・
あの全身から発散するエネルギーで圧倒する感じは宮本さんも同じです。

エレカシ登場。
「こんばんは」の声で、いつの間にか登場されていたことに気付きました。
後ろの方で立ち見だったのでほとんどモニタで観てました。
「CHABOさんと泉谷さん、最高でした。」とか
「緊張します。」とか
「呼んでくれてサンキュー」とかなんとか・・・
絶対黒シャツだと思ってましたがやっぱり黒シャツでした。AXはたぶん黒。
そしてモニタに映った宮本さんの顔には無精髭が、うっすらではなく思いっきり生えてました。
レアなものが見れました。ヒゲ面もカッコ良かったなあ!
石君は髪が結構伸びてました。茶髪。

『今宵の月のように』から始まったこの日のライブは声がすごく出ていて、
まだライブは6回行っただけですが、その中で一番良かったです。
隣にいた人が『今宵の月』、『悲しみの果て』でしみじみと泣いてました。

『笑顔の未来へ』のMCが、いつもは
“明るく元気に前向きに明日に向かって生きて行こう”
みたいな感じですが今回は少し違っていて、
“皆死にます・・・死んだりとかいきなり気絶しちゃったりとかするけど~うんぬんかんぬん”
すみません、あまり覚えてませんが、なんかいつもと違う気がしました。

RCのカバーが2曲とも、ものっすごい良かった! もう一回聞きたいです。
RCは代表曲しか知らないのですが、アルバムを聞いてみようかという気になりました。
でも後ろにいたCHABOファンだと思われる方が「歌うまいね~」と感心しきりだったので
やっぱり宮本さんが歌うから良いと思うのかも・・・。
そう言えば後でCHABOさんも「あいつらうまいな。いい曲だな。」と言ってました。
ちなみに別のCHABOファンが、どちらかの歌の最後の方であいの手を入れました。アイドルか!
『俺たちの明日』の後、退場しないまま「じゃあアンコール」と言って『ガストロンジャー』。
始まった瞬間のあの高揚感はいつも通り、会場全体を飲み込みました。
「俺の化けの皮を剥がしに行く」とか言ってました。

CHABOさん、泉谷さんとのセッションを期待していたのですが、なくて残念でした。
CHABOさん曰く、“時間が無い中で快諾してくれて、本当にありがとう” とのことなので
準備する時間がなかったのかもしれません。

CHABOさんは『冬の朝』をカバーしてました。ブルースの『冬の朝』でした。
「全然違う曲だと思って、もしくはCHABOの新曲くらいの感じで聴いてくれ」
みたいなことを言ってましたが、ホントにそんな感じでした。
そう言えば本人たちのを生で聞いたことがない。JCBで聴けるような気がします。
泉谷さんは『今宵の月』をチラッと口ずさんでいました。
「お前覚えてる?」と天才ギタリストらしい藤沼さんに聞いてました。
CSの自分の番組でやった時のことだと思いますが、
藤沼さんはともかく自分が歌詞覚えてないじゃん! 一瞬やるのかと思いました。

思ったことは、

泉谷しげる 還暦
CHABO 58歳
宮本浩次 42歳

まだまだ行ける!!(CHABOさんに若手って言われてた。)
 水道橋JCBホール
 水道橋JCBホール
 日本武道館
 ボーっとしているので色々記憶違いな部分があるかもしれない。個人的な日記風。

1F南前から4列目、真ん中の通路横の席。1列目にカメラがあって2、3列目は空いていたので前に誰もいない状態で宮本さんを真正面から見られた。遠いけど向かい合っている感じがして嬉しかった。
場内に入って目に飛び込んだ大型モニタ、ステージ左右に2台。おお、と思った。
宮本さんは“自分の正面を(モニタで)どうやっても見ることが出来ない”と言っていた。当たり前だ。

“プロフェッショナルです”がどのタイミングで言っていたか忘れた。かなり最初の方。登場したときかな。

1曲目の「新しい季節へキミと」。途中からバックにライトが当てられストリングスチームが浮かび上がり、歓声が上がった。
分かりきってることなんだけど、歌うまいなあ・・・
初めて聴いたC.C.Lemonホールから、生で聴くたびに歌が良くなる気がする。
“アルバム18枚か19枚くらい出してるらしいんです。10枚まではなんとなく数えてたんだけど~うんぬんかんぬん。曲がいっぱいあって選ぶのが大変なんだけど、ライブやるってなったとき不思議とやりたい曲がポンポンと出てくる”みたいなことを言っていた。
「風に吹かれて」はテンポが少しゆっくり、イントロからドスーン、という感じでとても心に響く演奏と歌だった。素晴らしかった。
「この世は最高!」と「シャララ」が聴けて嬉しい。EKDBによると「シャララ」は前回最後にやったのは2000年の武道館。「シャララ」めちゃくちゃかっこ良かった!!!最後のオスティナートみたいな部分、髪が邪魔なのかしきりに頭を振りながら“シャララ、シャララ・・・・・”ボーっとしてしまった。
「甘き絶望」。“『町を見下ろす丘』というアルバムから、大好きな1曲です。聴いてください”って、まあ、大好きな曲ばっかりだと思うけどいちいち説明してくれるところが大人だ。
「リッスントゥザミュージック」はヴィオラとチェロだったか、が加わったけど・・・口笛が全く聞こえなかった。シンプルな方がいいのに。ヴィオラとチェロの紹介で“女人禁制と言われる・・・いや別に言われてないけど、このステージに、華やかです”と言っていた。
「珍奇男」は皆好きみたいで、“俺は威張っている。なんでだと思う”とかなんとか言ってイントロが始まったら歓声が一瞬だけ起こった。イントロ聴くためにすぐ静かになる、みたいな感じ。私も好き。
“今一番俺たちが言いたいことを真っ直ぐに言えた歌です。蔦谷さんとか皆で作りました”と言い出したので、あれストリングスなしで「絆」?と思ったら「ハナウタ~遠い昔からの物語~」だった。記憶違いかな・・・。イントロからリズミカルで、メロディアスで、ホロリとくる歌詞。この曲ものすごい好き。始めの方の“俺たちが海の泡粒だった頃から~”みたいな歌詞の部分で宮本さんが指で泡粒を優しくつまむようなしぐさをした。キュンときた。
「絆」そりゃもう壮大。でも私が注目してしまったのは結局は宮本さんの歌で、こんな難しい曲よくちゃんと歌える!とおこがましくも普通に感心してしまった。全部使い果たす感じがした。ほとばしるエネルギー。最後の方、力尽きそうな部分もあったけど、盛り返して歌い続ける。すごすぎる。プロフェッショナルだけでは言い尽くせない。
「桜の花舞い上がる道を」も壮大。素晴らしかった。

宮本さん、蔦谷さん、ヒラマミキオさん三人が白シャツだった。“美少年三人で白シャツ”だったかな~。もっとキャッチーなこと言ってたかもしれない。美少年は確実に言っていた。ハイ美少年です。

今日の武道館について私が真っ先に思い出すのは、「俺たちの明日」の最後の方で突然会場の電気が付いて全ての人を明るく照らしたこと。ステージも客席も会場全体、同じ場所にいる、と強く感じられた。とても印象に残る演出だった。

「四月の風」をやらなかった。でもなんとなく分かる気がする。
今は色んな人たちに助けられてど真ん中を突き進んでいるエレカシだと思うから。

ツアーが楽しみ。
 ZEPP TOKYO
 耳鳴りのあるうちに書いてしまおう。

近すぎて見えないとはこのことか。
先ほどから思い出そうと一生懸命記憶を辿ろうとしているがほとんど覚えていない。
全然レポートにならない。
一番前のど真ん中、というかど真ん中の仕切りの隣だった。
ちちち近い。こここここに足を掛けるのか。
エレカシファンになってまだ日も浅いのにこんなポジションをキープしちゃって、
何か落とし穴でもあるんじゃないだろうか、あ、ベストポジション=好位置。とか思いつつ始まるのを待っていた。
待っている間、レッチリの「SCARTISSUE」が流れた。

「Sky is blue」。スライドブリージャー。宮本さんがスライドブリージャーでギターを弾く姿を目の前に見られるなんてもうないだろうと思った。ちゃんとCDと同じように聞こえるんだなあ。
「おかみさん」。“とうきょうたわあー”の後の“ああー”の声と表情でゾクっとなった。このあたりで早くも髪に伝う汗。常に全力。
「悲しみの果て」。ファンとなったきっかけの、2008年1月27日Music Loversで歌っていたが、あの時はテレビだったのに、今は、今は、目の前じゃん。と思いながら観ていた。あの時光浦靖子はメガネにバンドが収まらないとか言っていた。そんなどうでもいいことが頭をよぎる。
「ジョニーの彷徨」。カ、カッコエエ・・・。なんというか・・・鬱屈した感情がほとばしっている・・・ようで胸がかき乱される感じがした。ヒラマさんのギターもカッコエエ・・・。
「リッスントゥザミュージック」。最高だった。口笛を頑張って右手がおろそかになっていた。なんなら弾かなくても大丈夫です。そして最後、いつまでも続く“尽きない思い”で意識が遠のいた。戻ってこれてよかった。
「to you」。爽やかな風のようだ。散歩しながら繰り返し聴く歌で大好きなので、歌い出し・・・というか、曲の解説からやり直してくれて嬉しかった。歌詞を忘れてトミを見ても“知らん”という顔をされ、石君、誠ちゃん、誰も助けないのがウケた。お客さんにも“思い出せ!”かなんか言われていた。アコギを鳴らして思い出す。

何の曲だったか忘れたが、しばらく蔦谷さんを見ていたらマイクスタンドごとガッと後ろに引いた宮本さんと目が合って一瞬固まる。俺を見ろと言われた気がしたが、気がしただけだろう。
宮本さんの目はキラキラしていた。
分かっていたことだけども足が細い。
トミが見にくいかもと思ったが宮本さんの股の間から見えた。
石君は肌が白磁のようにきれいだった。そんなお肌にあと30センチくらいで届きそうになった。
歌を一番後ろまで届かせようとしているのがとてもよく分かった。でもそういえば、宮本さんの歌が聞き取りにくいと思った瞬間が何回かあった。

日の浅いファンが一番前で観てハマる落とし穴は、
こんなに近くで見たら今後何を目標に生きていけばいいのかと思い悩むことと、
初めて体験する曲では、腕を上げるタイミングやら、ライブならではの“何か”が把握できないことだ。かなり挙動不審だったことだろう。
あと膝が痛い。足でリズムを取る癖があるので前の鉄柵に膝がガンガン当たって既に打ち身になっている。

面白くもなんともないただの日記になってしまった。
明日は今日より覚えているだろう。
 ZEPP TOKYO
 今日の耳鳴りはもう消えてしまった。
昨日の、間違いと妄想だらけの日記よりも今日の方がマシだと思う。後ろの方で観ていた。

宮本さんもゆりかもめで来たのか。石君に出会ったら大きい荷物を抱えていたと。
「とーゆー」の解説・・・だったか。

曲順が昨日と大分違う。2日とも行く人のためだろうか。
今日は前半とても歌いにくそうだった。水もたくさん飲んでいた。今までが良過ぎたとか。
曲の解説が少なかった。昨日はなにやらたくさんしゃべりまくっていたのに。
風邪でも引いていたらどうしよう。関係各所がなんかするだろう。

1曲目、昨日はやらなかった「こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい」。宮本さんの咆哮を聞くとゾクっとなる。そんな曲じゃないのにライブだとそうなる。
「おかみさん」。構想十年、最近で一番売れたアルバムから、とのこと。そういえば与作みたいな“カ~~~ッ”っていう音は無かった・・・と思う。とにかく歌いにくそうだった。昨日聴いてゾクっとなった“とうきょうたわあー”の後の“ああー”も聴けなかった。残念だ。
「BLUE DAYS」。これもあまり声が出てなかった。それともああいう歌なのか。でも超カッコイイ曲だと思った。
「まぬけなJohnny」。イントロ、蔦谷さんのキーボードから滑るように音が出ている気がした。
「さよならパーティー」の最後は“再び飛び出せ!”を2回言おうとしていたのだろうか。ぐだぐだになって宮本さんも身体をガックンガックンさせていた・・・ように見えた。
「絆」とにかく声が出ないので石君やトミを指差したり、なんとか絞り出そうとクネクネと色んな動きをしていた。あれは指示だったのか・・・?
「ネヴァーエンディングストーリー」。これは最高だった。“ネヴァーエンディングストーリー・・・ねえ、言って・・・ネヴァーエンディングストーリー・・・おやすみ・・・”静かに終わって客席シーンと静まり返って・・・拍手、拍手!、拍手!!。
「ジョニーの彷徨」はヒラマさんのギターに目が行く。昨日もそうだった。
中盤の「ガストロンジャー」が意外だった。1回でいいからCDと同じように歌ってるのを聴きたい。もう歌えないのかもしれない。・・・そういう歌でもないのか。
「to you」の辺りから声が出ていたような気がする。何かの領域を超えたのだろうか。終盤なのに。
「太陽の季節」が聴けてとても嬉しい。「Sky is blue」の裏テーマだと気付いたときに小躍りしたと。その小躍りが見たい。
「今宵の月のように」はいい声で歌い出したと思ったら、“あるーくー”ピタっ。と止まった。
屈んでなんかする。歌い直した。そういえば昨日も演奏の最中に屈んでなんかしてた。モニタに隠れて見えなかった。昨日とは位置が違うのでまた別の何かだろう。

石君の紹介は私が聞いた限りほとんど“石君ですイエーイ!”とか“石君です。相棒です。いつも一緒”とかで、ギターとしての紹介を聞いたことがあるだろうか。全然いいんですけども。「悲しみの果て」とかで“ギター!!”って石君を指差すからいいのか。黒い方のストラトは“音がいいからって昔石君に借りて、まだ借りてます。すみません”と。ジャイアンだと思った。
ヒラマさんは寡黙な男。成ちゃんの激シブの話を黙って聞いているらしい。

“ライブの前に昔のアルバムを聴いてたら、『昇れる太陽』の裏テーマみたいなのがあった”と。
“同じようなことを言ってるんだけど、その時で言い方を変えている”
“「この世は奴隷天国だ!」と思ってそれは力強くて爽やかなんだけど、今は「昇れる太陽、でもまた沈む」・・・”
奴隷天国が爽やかという位置づけに衝撃を受けたのでかなり印象深い。
“常に輝きを求めて生きている”それなら分かる。
結局昔から何にもブレてなくて、だから昔の曲を聴いてもストンと落ちるんだよなあと思った。
言い方が違うから、なるほど~、となる。
“『奴隷天国』は高くなっちゃってるけどいいアルバムなのでレコード会社の人、出してください”と。

いいアルバムなので高値を出して買いました。

声が出てなくても後ろの方まで気持ちが届くからすごい。なりふり構わずに一生懸命だからだと思った。
次は高松。
 高松オリーブホール
 開始10分前にオリーブホールへ入る。想像通り狭くて、新宿JAMがちょっと広くなったくらいなんじゃないかと思った。
収容人数は350人だと思ったが整理番号500番まで呼ばれていたのを聞いたのはどういうことだろう。
ステージも狭い。石君は、成ちゃんのところで宮本さんに、“また戻るに戻れなくなっている。帰るなら堂々と帰りなさい!”と言われていた。あのシチュエーションは前にも見たことがあって、漫才っぽいなあと思う。

後ろの方で聴こうと思っていたのにいつの間にか真ん中くらいの位置にいた。
ステージが低いのであまり見えない。
一番前はものすごい近そうだった。目線も大して違わないし。
あそこまで近いとお互いにやりづらくないかしらと思ったが大きなお世話だろう。

時間が経ったらいろいろ忘れてしまった。
「リッスントゥザミュージック」。宮本さんの尽きない思いはライブでしか味わえない。エレカシのライブは最高だとつくづく思う。
「ハナウタ」。“皆を祝福する歌です。祝福の歌”ほとんど何かの上に乗って顔を見せてくれていた。俺からの贈り物だよのところで胸に当てた手を前に差し出す。キュンとなる。
「FLYER」の解説の“約束の歌”というのは、どこかで落ち合おうという約束の歌だと初めて気付いた。今まで“お約束の歌”だと思ってしまっていた。アホやん。
“ままままま”が多かった。“ままままま、いろいろとあるんすけどスカッとしたいときなんかのやり方は、俺はドライブに行くことがあって、東京には首都高があって環状線っていうのがあって・・・”と「It's my life」。
「風に吹かれて」。これはかなりオリジナルに近くてドーーーっと体に入ってきて動けなくなってしまった。ちょっぴり涙が出てしまった。
「今宵の月のように」もいつも一切動かずに超集中して聴くことにしている。

小さい箱でも何も変わらない全力のパフォーマンス。宮本さんの歌は絶好調だったし、音響がとても良かった。実は音響はあまり期待できないかもしれないと思っていた。すみませんでした。本当に行って良かった。

近くにいた男性が湯浅教授のような動きで、さすがに親指は立てないけども、たまにロカビリーチックな腰を振るダンスィングだった。・・・見とれてしまった。

次は名古屋だ!
 ZEPP NAGOYA
 “くーだらねえとー つーぶやいてー さめたつらーしてあるーくー
いつのひかー かがやくだろうー こよいのつきのように・・あ!間違えた。おわっちゃったよ!ごめんなさい、もう一回”

宮本さんには音楽の神様と笑いの神様が常に微笑んでいると思う。
 ZEPP OSAKA
 最高に楽しかった!
セットリストを見て思い出しながら書く。記録してくださる方にいつも感謝しています。

ファイナルなのでちょっとはじけてみた。前の方は完全にバトルフィールド。傷ができちゃったけど、しばらく消えないで欲しい。とはいえ、前の方だと歌が

きちんと聴けないので序盤の「おかみさん」あたりで撤退。

1曲目「こうして部屋で~」で今日も調子が良さそうだと思い嬉しくなってニヤニヤしてしまった。
「悲しみの果て」。バトルが急に激しくなる。前の方は皆大声で歌ってた。私は歌ってないけど、皆200%楽しもうとしているみたいでこっちもなんか楽しくなった。
「今はここが真ん中さ!」でもう死ぬかと思った。この曲が終わったら撤退しようと思った。何にも見えない、何にも聞こえない。前の方は大合唱。後ろはどうなんだろう。損したくないので私も歌っといた。ちなみに歌い所があるみたいで、“もえてるほのおなーのさー”はかなり声高らかだった。
「おかみさん」。“ヘーーイヘーイヘイヘーイ”。これも皆歌うので一緒に歌っといた。気持ち良かった。東京では絶対にやらないのに。“ななななーなななーなななー”の宮本さんの声は機械の音みたいだ。芸達者だ。宮本さんも“おーかーみーさーーん!!”って歌うときに楽しそうだなあと思った。あと、“とうきょうたーわあー!つーてんかくー!!”って言ってた。
「BLUE DAYS」。出だしのギターのあとドラムだけダン!ダン!ダン!ダン!としばらく聴こえて宮本さんトミの方をじっと見てギターを弾かない。トミになんて言ったんだろう。それほど怒っている風には見えなかった。身をよじってがなり歌う。すごいカッコイイ。苦しそうで。
今回のツアーの「まぬけなJohnny」は、キーボードがすごい好きだ。蔦谷さんもサニーさんも。オリジナルを聴くと別の曲に聴こえる。エレカシライブ初参加のC.C.Lemonホールで聴いたときも違った。そう言えばあのライブが放映されたときこの曲がカットされてて“ヘ?”と思ったのを記憶している。
「さよならパーティー」。名古屋と2日続けて素晴らしいものが聴けた。声がパーンと弾けて聴こえた。感動。
「絆」の解説。ツアー参加5回目なのでいい加減覚えられるだろうと思って必死で記憶に留めた。“難しいんだけど辿りつけない想いって言うか、辿りついてるんでしょうけど、辿りつけてない・・・そういう一生で、でも輝きを信じて生きていこう、そういう歌です。「絆」を聴いてください”これも信じられないく

らい声が出ていた。出だしの“ど”からそれはもう。転調のところで必ずマイクスタンドにマイクを戻して歌うのはなぜだろう。ところで前日、名古屋でライブの前に時間があったのでカラオケ行って「絆」を歌ってみた。#2。でも最低音は出ない。・・・宮本さんと比べてどうするんだろう。
「ネバーエンディングストーリー」。歌詞を間違えるととても残念に思う。・・・宮本さんが一番嫌だろう。
“堂々と道の真ん中を歩いていこうぜ”で「桜の花舞い上がる道を」。
「あの風のように」。“みゅーじっくおーーーーん!!”が好き。ライブだとギターをかきならして、まさにONな感じがする。
まさかギター1本の弾き語りが聴けるとは思わなかった。確かパイプ椅子に足を掛けて。初めて聴いた「通りを越えて行く」。一音一音丁寧に歌うのが格別分かる歌だと思った。とても感動した。
“皆を祝福する歌です”「ハナウタ」はいつも、皆に顔が良く見えるように前に出てきたり、モニタに乗ったりして歌ってくれる。幸せな気持ちになる。最後の“イェイイェイイェーイイェー アーーアーーーーー”の声が超きれいなロングトーンで今でも覚えている。
イントロで“男もーさまよう、女もーさまよう”って言ってくれて女としては嬉しい「ジョニーの彷徨」。宮本さんとヒラマさんがそれぞれカッコイイ。いつも胸をかき乱される想いがする。
「暑中見舞い」。楽しくてしょうがなくなって何も考えずにタテノリでノっておいた。今思うと“俺たちの憂鬱”とかっていう歌詞なのに。まあいいや。皆すごい楽しそうだった。“ダダダダダダダダ!”
“音楽はいつもあるという歌です”だったか、で「リッスントゥザミュージック」。歌詞がとんでしまったけど、声が本当に良く出ていた。口笛もきれいに聴こえた。
ギターがとても好きな「to you」。弾き方が激しかった。この曲を聴くと晴れた日に風を感じながらどんどん歩いて、景色が変わって行って、心が軽くなる・・・っていうイメージがいつも頭をよぎる。
「笑顔の未来へ」。なんかもう鋼鉄の喉だなと思った。
「sky is blue」。アルバムの象徴的な曲。セットリストとして1曲目もいいけど、本編最後に聴く方がしっくりくる。宮本さんのボトルネック、当分見られないかもしれないのでじっくり観察。なんかエロい。初めて東京で見たときより複雑な動きをしている。気がした。

私が参加した5公演とも本編黒シャツ、アンコール白シャツ。解説なしで怒涛のアンコール。「今宵の月のように」でも「風に吹かれて」でも、まだまだ弾けて聴こえる歌。低音も出る出る。“頭をスッキリさせたいときはドライブ”で「It's my life」。“ぐるぐるぐるぐる まわるんだよ~”と指でぐるぐる書きながら歌っていた。
「ハロー人生!!」めちゃくちゃ好きなので大興奮。自分的にこの日のハイライト。なのに興奮しすぎてよく覚えていない。
“手紙とかで元気をもらいましたって書いてくれたりするけど、とんでもない、俺たちだって元気もらってんだぜ!”みたいな感じで「俺たちの明日」。皆、演奏と歌に応えようと力いっぱいこぶしを振り上げていた。“虹をかけようぜ”ではいつもやる虹をかけるポーズ(というかおサルさんみたいなポーズ)をしなかった。

“一生懸命歌うと、自分が思っている以上に皆も曲を大事にしてくれて・・・ありがとうエビバデ!”と、中盤くらいでゼーゼーと肩で息をしながら話す宮本さん、メディアでもライブでもよく聞く言葉だけど、なんだかこの日はストレートにドーンときた。
何の曲だったか、石君がスクワットを固定したまますり足でステージを右往左往していた。ウケた。

まだ「FLYER」を演っていないと思い、2回目のアンコールに大きく期待。ヘロヘロだけど手が痺れるほどアンコールをせがむ。

白シャツのまま登場。“もうちょっとやっていいですか”
ここにきて「so many people」、「FLYER」、「ファイティングマン」の流れがすごい。ヘロヘロだったのに復活。跳びまくり。こぶし振りまくり。
宮本さん終わりたくなかったんだあと思った。「ファイティングマン」で絶対終わりだと思ったのに、どこかにコードが引っかかったマイクをズリズリと持ったまま、下手へゆーっくり歩いて行ってスタッフに何かを確認。スタッフの方は首を横に振っていたが何を話したんだろう。
「待つ男」。最後に富士に太陽、嬉しかった。

ライブが終わってヘロヘロの身体に生ビールを流し込み、帰途に着く。
行ってよかった。ステージ上の方々もお客さんも、最高のライブをありがとうございました。
 大阪城野外音楽堂
 「女神になって」、「ゴッドファーザー」は『胎動記』に入っていない。演ってくれて嬉しかった。
初めてアドリブの少ない、オリジナルとほぼ同じ「ガストロンジャー」が生で聴けた。ありがとうございます。ベラベラとがなりまくしたてる感じがすごかった。
「月と歩いた」。涼しい風が吹く夜の大阪野音は鈴虫が鳴いていた。宮本さんの声に共鳴しているかのように聴こえた。

「総合司会、アンド、管理人宮本です。」と言っていた。なんだか分からないけど忙しそうだ。エレカシ博士だし。

チャットモンチーが「悲しみの果て」を歌ってくれた。
出番が終わった後、下でエレカシを観ていた。ちっさくて可愛らしかった。
 大阪城野外音楽堂
 大阪へ出発の前日に武道館DVDが届き、1回観ただけではあきたらず2周してしまい、時計を見るのが怖くて薄明るい外に気付かないフリをして寝て、会社に行った。そして仕事が終わって乗った夜行バスは高速の渋滞に巻き込まれ、移動に11時間ほどかかってしまった。万全な体調とは言えなかったが2日目は回復。私事で恐縮です。

2日とも美しい声が響いていた。最初から最後までとても丁寧に歌っていて、どこまで行くんだろうと思った。
「俺の道」。いやあもう、何も言うことはないのです。・・・そこをあえて言うと、カッコイイし、エネルギーが爆発していた。
「女神になって」。これまたカッコイイィ・・・。イントロで身をよじってアー、ハァーとエロい声。“あなたーのこーこーろーのなか・・・はいって・・・”とウィスパーボイスの後の“あなたーのやーさしさもっと!!”の流れが好き。
「ジョニーの彷徨」は宮本さんの咆哮だった。
突然、“ほにゃららさん達こんばんは!”(だと思う)と言い出すので何かと思ったら“自己紹介かたがたこの曲を聴いてください。”で「珍奇男」だった。
MCを忘れ「ハナウタ」。メンバー紹介からやり直して今度は、抑揚をつけたカウントがうまくいかずやり直し。“皆に捧げるっていうか、ま、全部捧げてるつもりなんすけど”と言っていた。全部届いてます。
「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」。自然と体が動いて楽しい。リズムに乗って、オリジナルのようにメンバー紹介。“ピアノー!”と言って蔦谷さんの紹介をした。
この日は「冬の夜」で鈴虫とアンサンブル。“いい季節になってきました、秋”・・・え?冬?秋?・・・っていう。いいのです、どちらでも。
「俺達の明日」。ヒラマさんのアコギに注目していたら、“かがやきーもとーめ くーらーしてきた!!”。の怒鳴り声にビクッとなった。すいません。

「ハナウタ」→「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」→「冬の夜」→「今宵の月のように」は、素敵な流れだと思った。
過去のアルバムのツアーに行きたいと、叶わぬ夢を抱く私には色々歌ってくれたこの2日間のセットリストはとても嬉しかった。

石君、Tシャツが前日はイエローでこの日はオレンジだった。シトラス系の元気なビタミンカラー。

GRAPEVINEはカッコいい音楽だった。声量もすごい。宮本さんに、技術がすごくて超絶グルーヴと言われていたがそんな感じだった。“私事で恐縮ですが~”というネタをMCの度にやっていた。

終演後、大阪駅に移動して地下で明石焼きのハシゴ。美味しすぎる。夜行バスで帰途に着く。私事で恐縮です。
 サンキュー!サンジュー!ディスクガレージ~MUSIC PARTY~
 こんなに素晴らしいライブは今だかつて体験したことがない、と思った。最高のコンディションと、一曲一曲に集中する姿に今まで以上に感動した。
白い照明と陰影のモノトーンで構成された「俺の道」は、もはや神々しかった。イントロで少しの間、客席に背を向けたまま動かなかった。
「リッスントゥザミュージック」。・・・美しい歌声と口笛。口笛ではギターの手をほとんど止め、最小限のストローク。
まさか聴けるとは思わなかった「コール アンド レスポンス」。死んでもいいやとちょっと思ってしまった。JCBホールのすり鉢状に積み上がった観衆の中で受けた死刑宣告にゾクゾクした。
日比谷野音は一体どうなってしまうのだろう。

ちなみにZAZEN BOYS、ちょっと期待していたがすごかった。バンドでシンコペーションのオンパレード。ボーカルは完全にコンダクターだ。宮本さんは、“あんなのどうやって練習するんだろう”と言っていた。真面目に言うのが笑える。“耳から飛び出る昇り竜”ってなんなんだろう・・・。いや、楽しかった。
 日比谷野外大音楽堂
 雨合羽集団だった。寒い中29曲も・・・。
開場15分前までリハーサルしていた。。
ちなみにリハーサルセットリスト。あまり正確ではないです。だからなんだって感じだし。

01)俺の道
02)女神になって
03)暮れゆく夕べの空(←リハの段階で感動してしまった)
04)おかみさん(←結構長いこと演奏していた)
05)覚醒(←本番演ってない。聴きたかった)
06)珍奇男
07)生命賛歌
08)きみの面影だけ(←ほんのちょびっとだけ)
09)ジョニーの彷徨
10)季節はずれの男
11)so many people

リハーサルを聴くと本番の感動が薄れる。
“古い新曲”「きみの面影だけ」が聴けた。宮本さんの歌がいい。全部そうだけども。
 日比谷野外大音楽堂
 曇り。寒くて意識がピリッとする。開演前、場内を見渡すとライブへの期待と高揚感で満たされていた。きっと外もだ。日比谷は特別な場所なんだな。
DVDになるということで、カメラがたくさん回っていた。
皆の機嫌がいいと俺にそれがうつる、というようなことを言っていた。昨日は情けないことに、雨により自分の集中力がイマイチだった。だから今日は一つ一つ胸に刻もうと思った。

4人で始まった「奴隷天国」。指で指しながら延々と繰り返される“おめえだよ”は、聴衆一人一人に言うつもりなんじゃないだろうか。まともにやったら三千回以上になる。やりそうでコワイ。
「俺の道」。“もう夜か・・・なんだ、バカやろう。へっ”。
序盤から、がなりパワー前回で「達者であれよ」。手を広げて“エブリバーデー!!!ようこそーーー!!!”
昨日初めて聴いた“石橋たたいて八十年”。前にいた3,4歳の子供が耳を塞いでいた。子供にこの曲は受け止められまい。終わった後“うるさかった”と言っていた。まあそう言わないで欲しい。これからなのに。
これも昨日が初の“暮れゆく夕べの空”。気高く、孤高の一曲。野郎共のコーラスを背負って空に突き抜ける宮本さんの声。“あーあーあーああーあーあーーあー・・・”夕方の音。

“10代でも20代でも30代でも40代でもおかみさーん、50代でも60代でも70代でも80代でも90代でもおかみさーん、10代でも20代でも30代でもおやじさーん”みたいな感じでボソボソとぼやいて始まった「おかみさん」。面白い人だなあ。“ななななーなななーなななー”は昨日のリハーサルで何回もやっていた。石君とのギターバトル。バトルというか、仲がいいなあ。いつだったか“君、今日ボクのこと見過ぎ”と言っていた。あとメンバー紹介で“相棒です石君!元気出せ!”と。どうかしたのですか。
「凡人」から数曲続いたマニアックシリーズは4人のみのステージ。“一方的にやる感じが懐かしい”らしい。「凡人」の最後、“凡人よーーー!!!”と霞ヶ関のビルの谷間に響き渡っていた。『生活』を持っていない。初めて聴くのがライブでというのはいい。それはもうダイレクトだ。
聴き入った「やさしさ」と「土手」。あー素晴らしく美しい声だったー。若い頃の映像を観たことがある。中年の宮本さんが歌うとものすごく濃く聴こえる。ドキドキしてしまった。冬の乾燥した空気の中で聴いたら声ももっと澄んで聴こえるだろう。真冬の野音ってあるんだろうか。風邪引くか。
「珍奇男」は最近ライブでよく聴く。観る度にパワーが増しているがどこまで行くんだろう。遠くて見えないが目を見開いて歌っているのが想像できる。客席から“ヘイ!”とご機嫌さんで合いの手が入る。
宮本さんが獣のような動きに見える「生命賛歌」は、ジャケットのせいでそう見えるのだろうか。なんにせよ芸達者だ。歌詞を忘れてもカッコイイ。
「曙光」、すごい。すごい曲だ。トミもすごい。ドンダンダンダン!ドンダンダンダン!ドンダンダンダン!
急によそ行きな感じの「季節はずれの男」。青と緑の寒々しい光が印象的だった。出だしの“あーーーめのなーかー”がすごい好き。昨日は実際雨の中だったなあ。
「ジョニーの彷徨」。カッコよくて大好きな曲なだけに、終わりのカットアウトの後に打ち込みの音が1個コンッと鳴ってしまったのが残念だ。笑えたが。
聴けて最高だった「人生の午後に」。締め切ったカーテンの向こうにぼんやり滲む、今にも沈み行く夕日の僅かなオレンジの光の中で蠢くように、宮本さんは薄暗闇の中で歌っていた。終焉に近づくとアイボリーに変化し、強く、光が増す。今度はまぶしくてよく見えない。すごい演出だと思った。
「人生の午後に」の後で「シグナル」。何も言うことはないです。ありがとうございます。激シブだと思ったら“激シブの曲の連続です”と言われた。
“次の曲はねえ、”と話し始めた「晩秋の一夜」の曲紹介がやけにやさしい口調で、なんか、やさしいなあと思っていたら何言ってたか忘れてしまった。蔦谷さんのピアノが穏やかな旋律でポロロンポロロンと鳴って、蔦谷さんの方を向いた宮本さんの口笛がそれと掛け合っているようだった。温かくやさしく、感動。前の子供が寒がったのでお母さんが自分の上着を脱いで着せていた。お母さん寒そうだった。親というのは大変だな。
その流れで蔦谷さんが奏でるイントロが始まった瞬間、客席から息を呑む音が聞こえた「翳りゆく部屋」。じっくり聴いていたら、サビの直前で前の子供がイスから落ちて私の膝に後頭部を打ち付けていた。さぞ痛かったろうが半ベソで治まっていた。よく我慢してくれた。ありがとう。
「OH YEAH!(ココロに花を)」。生きることは戦いなのだと、ひ弱な私にやさしい口調で教えてくれるようだった。そうだなと思った。
「ハナウタ」。やさしさシリーズなんだろうか。半ベソだった子供はお母さんに抱っこされていいかげん疲れた顔をしていた。まだまだ続く。フフフ。
「コール アンド レスポンス」!日比谷野音で死刑宣告を受ける。子供は“もう終わりかなあ”と言い始める。そう、いつか終わる。フフフ。
途中から親子のレポートも交えながら進行していたが、親子は本編終了と共に退場してしまった。視界が開けた。

アンコールなのに、これから始まるかのように聴こえた「あの風のように」。
「友達がいるのさ」。全身を伸ばして語りかける。の後に、金が友達の「デーデ」。確か“たくさんの悪知恵”と歌っていた。
「笑顔の未来へ」、「俺たちの明日」。なんでここにきてこんなに声が出るのだろう。
“にたりーにたりとー!”と怒声ではじまった「花男」。
ありそうな予感がした二度目のアンコール、「ガストロンジャー」。“オレの化けの皮をはがすと結論しました”“もっと元気になりてえ”“もっともっと!チキショー!!”。
“また会おう。エレファントカシマシでした。”終演。

宮本さんの気持ちがド直球に伝わる、やさしさに満ちたライブだった。観に来ている人々をこんな気持ちにさせるエレカシはものすごい包容力だ。

2daysの野音で聴けた曲目は数えたら42曲らしい。
 渋谷C.C. Lemonホール
 最前列で幸せであった。スーパースキニーでぴっちりとなったルパンみたいな足が1回だけ目の前に来た。なんだあのふくらみのないふくらはぎは。

家に帰ってまずメモった新曲の感想から。どちらもいい曲で、CDが出てもっと聴いたらきっと大好きになると思った。
サビ“昨日今日明日~~なんちゃら~~この胸に咲け~~”“雨のち晴れ~~暮れ行く空に星が一つ”みたいな、そしてAメロ“Oh!プリーズ!”(と聞こえた)から始まる新曲「幸せよこの指に止まれ」はドラマのテーマソングかと思うような、「ハナウタ」のように王道でメロディアスな曲だと思った。でも、もっともっと軽快で明るい。辿り着けそうで辿り着けないと言って目指していた光の中に、とうとう入ってしまったように感じた。清志郎を思い出した。曲紹介でタイトルが聞き取れなくて“んん?”という顔をしたら、そういう人が結構いたのだろう。一語一語はっきりと“しあわせよこのゆびにとまれ”と、もう一度言ってくれた。もう一曲はあまり覚えていないが、なぜか浜省の「路地裏の少年」を思い出した。女だけど、男らしく拳を振り上げたくなるような、いい曲だったなあ。

年賀状のままのボサボサロン毛、白シャツ黒ジャケで登場。いつもの“イエー”。
「Sky is blue」、「真夜中のヒーロー」。リズムが安定していてバンドの一体感をいつも以上に感じた。声は篭って聞こえて少し調子が悪いかもしれないと思った。「真夜中のヒーロー」はライブで初めて聴いた。超カッコイイっす。
「今はここが真ん中さ!」は手拍子が会場全体から聞こえた。“メラメラッ!メラメラッ!”“はーじまーるよーー!!”
「おかみさん」“広い意味でいい事言う、そんな歌です”とのこと。間奏のギターが、オリエンタルテイストな不思議な雰囲気に感じた。
おやじさん繋がりなのか「ゴッドファーザー」。メソーメーソー”で泣きマネをする。おやじさんのくせにかわいらしい。
「すまねえ魂」って、こんなにすごい歌だったのか。ボサボサ加減が頂点に達し、そしてタンバリン出ました。会場や演奏や何もかもを凌駕する歌と咆哮が全身に響いて動けずに凝視。“自分でしかないのに、受け入れるのが難しい。そんな自分にすまねえなって言う歌です”みたいな事を言っていた。改めて歌詞を読んでみた。さらに自分に置き換えて考えてみた。いままで積み重ねてきたものは理想に遠く、こんなはずじゃないよなあ、ゴメン自分。と思ってみたり。今の自分に必要な歌だったのだろう。
の後に、物腰柔らかな「ネヴァーエンディングストーリー」。ストーリーの繋がりは感じる。過ぎ去れば帰らない毎日だよホントに。
“これから大事に歌っていきたいバラード”と言っていた。その解説だけで次は「絆」だと思えたことが嬉しい。その割りに高音のあるサビの部分が上っ面のように感じてしまった。少し悲しい。
「真冬のロマンチック」。やってくれないかなあと思っていた。“お年玉をもらいました。44です。”軽快で胸踊るご機嫌なナンバー、とか言いたくなる。イェイェーイェー。ユウウツウツウツウツ・・・。ご機嫌でもないのか。
「ジョニーの彷徨」。『昇れる太陽』でどうしても一番を選ぶならこの曲。別に選ばなくても良いが。“皆同じ内容なんですよ、歌詞が違っても”と。知ってるけどあっさり言ったのでびっくりした。
“もってこいよオラ”で皆分かっちゃった「化け物青年」。“縄文時代から!21世紀から!千年後も!”だったか。
「俺たちの明日」はどんどんスピード感が増していく。早くしろ早くしろのトミへの指示。“エビバデ!ドーンといこうぜー!!”

最初のアンコールの手拍子が延々と揃っていた。ここまでずっと揃ったのを経験したことはない。一体感。
客席の盛り上がりがすごかった。一番前だから分かりやすかっただけだろうか。“宮本さーん!!”の黄色い声と“宮本ー!!”の野太い声。叫び声とその抑揚に、本気で楽しみ、ライブに集中している気合いを感じた。
「地元のダンナ」。そういえばどこかで“地元らしい、温かいコンサートになりました!ありがとうエビバデ!”と言っていた。確かに温かくもあった。

翌日は来られないので、頼む!頼む!と必死にせがんだ二回目のアンコール。最後はめでたい曲、富士に太陽「待つ男」。すんごい声量。毛細血管たくさん切れてそう。

メンバー紹介で“石君デース!見て、なんとなくめでたい!”とか言っていた。つるつるしてて確かになんとなくめでたい。大ウケ。


次はいつだ!!
 JAPAN JAM 2010
 ちょうどいい感じの天気で、肌寒い気温で、穏やかな風が肌を撫でる快適な環境の中JAPAN JAM二日目は始まった。
フェス初めての参加で体力の配分が分からず、トップバッターのサンボマスターで早くも体力の40%くらいを使ってしまう。マズイ、これではエレカシまでもたない。リベルタステージの後ろの土手みたいなところでYO-KINGのハーモニカを聴きながらうつらうつら昼寝。しばらく経ってチャージ完了。Charaファンの友人を叩き起こし、モビリタステージへ移動。ワクワクドキドキ。

白シャツ黒ジャケで下手から登場。“イエーイ”。
“じゃあ行くか、エビバデ”「俺の道」のイントロが会場の空気に溶け込んで、エレカシのライブが始まったなあとしみじみ思う。絶好調の声でテンションが上がる。
リリース後、初の「幸せよ、この指にとまれ」を丁寧に歌う。“道の端にちりばめてある喜び”で近くに見える道を指差す。見ようとしないと見えない何かが、そこら中にあるのだ。
「リッスントゥザミュージック」で金原さんと笠原さん登場。久しぶりに聴いて、野外にはぴったりだった。“井の頭公園で…彼女と…これから俺たちどうなるのかなあっていう歌です。えーっと、あの、何言ってるか分かりますか”…エレカシファンには。

“今でもキュートで可愛くて、素晴らしいシンガー、Chara!”みたいなことを言ってスペシャルゲストの紹介。
ミルクティーみたいな色のワッフルヘアーと白のミニドレスに網タイツで上手からゆっくり登場。すごい存在感。動作や話し方も可愛らしくて、これが42歳かとまじまじと眺めてしまった。
予想はしていたが所在なさげな宮本さん。登場したCharaに“何か話しますか”って。“えぇ?…みんな楽しんでるぅ?”と余裕のChara。

蔦谷さんのキーボードが、あの懐かしくも切ないイントロを奏でた瞬間、もう嬉しくて仕方がなかった。こんな風に宮本さんとCharaのセッションでしかも野外で聴けるなんて奇跡で、ステージの色合いも雲間から差す光に照らされちゃったりして世界観そのままで、本当に生きてて良かった。「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」。二人の声はとてもマッチしていた。宮本さんの語りかけるような優く澄んだ歌声と、Charaの魂を絞り出すような歌声、全く想像できなかった心に沁みるハーモニーが現実にあった。
かなり早い段階でコードが分からなくなる宮本さん。練習はあまり出来ていなかったのかもしれない。ちなみに、石君はどんな形相でこの曲を弾くのだろうと思って見てみたら、薄ら笑いを浮かべていた。つられて薄ら笑ってしまった。

こんな形で初めて「それを愛と呼ぶとしよう」が聴けるなんて。Charaの「エレガンス」と1コーラスずつ入れ替わる二人の掛け合いはまさにJAM。甘えたな女の子に、優しく愛を語る男。エレカシファンとしては面白くてレアなものが聴けた。そして宮本さんのコーラスは、奇麗。
“みんな、愛の角持ってる?…ひろじさん?ひろじさんも愛の角をお持ちですか?”
“ハイ、持ってます”(ボソッ)
愛の角ってなんだろう。宮本さんが借りてきた猫みたいだ。
“みんな、愛の角持ってる?…女の子が持ってるって、おかしいよ”
ああそういう…。

Charaは無邪気でフリーダム。Charaの立ち位置がステージに向かってかなり右側だったため、呼びかけを“こっちの方(ステージに向かって左)にもお願いします”と宮本さん。宮本さんは演奏の合間、終始気を使いつつ照れていたが、総合司会のプライドで何とか保っていた。ように見えた。
“Charaはすごいんです。練習のときトミにむかって、ここは雨の音なんだから!って言ってて、カッコ良かったです”

「風に吹かれて」でも美しいハーモニー。セッションとしての選曲がいい。ただただ感動。Chara退場。宮本さんは緩んだ顔で“Chara可愛いよなあ”と若干オヤジっぽい発言。

「俺たちの明日」。急にいつものエレカシのステージに戻る。全然違う。アコギに持ち替えて「今宵の月のように」。今日は序盤で「悲しみの果て」も歌ってくれた。

メンバー紹介の後、“ちょっと男くさい曲なんだけど、お願いして、でもイメージに合わないからやりたくないってことだったけど、無理言ってやってもらいました。無理矢理呼びます。Chara!”と呼んで、Chara再び登場。サンボマスターのように“ゴーダイゴ!ゴーダイゴ!”とアゲアゲでコールするような器用さは持ち合わせていない、そんな宮本さんが大好きだ。“無理矢理じゃないよ、楽しんでるよ。ねえ、総合司会だったんだ”と笑うChara。
「コール アンド レスポンス」。“生命!イヤーー!!!死刑宣告!”二人のシャウトを文字では表現出来ない。リズムに乗ったCharaの動きが、カッコ良くてセクシーで、こんな「コール アンド レスポンス」もあるんだと思った。

富士に太陽ちゃんとある「待つ男」。シャツのボタンを弾き飛ばし、いつの間にか脇腹辺りが思いっきり破れていた。ゴッとマイクを落として退場。

最後の方で“俺が一番面白いかもしれません”と後ろを向いてペットボトルに手を伸ばしながら、誰にともなく語っていた。セッションはアーティストが楽しくなければ観客だって楽しめない。宮本さんが楽しんでて良かったなあなどとしみじみ思ったライブだった。

フェスは全体的にゆったりしてて移動がスムーズだったし、気候的に気持ちが良かった。こんな感じならまた行きたい。
 日比谷野外大音楽堂
 行けなかった人、衛星が観られない人も当然いると思うので、主観ばっかりだけど一応レポート書きました。録画を一度観てから。

「うつらうつら」の前に表で聴いている人に向かってコール。“外”ではなくて“表”と言っていた。隔たりを感じさせない言葉にじーんときた。嬉しそうなレスポンスが聞こえた。

序盤、成ちゃんが宮本さんに引っ張られてかなり前に出てきてくれた。位置的に成ちゃんのベースが良く見えてカッコよかった。
この日のエレファントカシマシSは、最後まで集中しているように感じられて、私もつられて気合が入った。いつもそうだけども。

登場、イエー、「おはようこんにちは」でスタート。暑くて汗が背中や腹を伝う。
続いて“ドビーッシャー”とボソッとつぶやき、歌い始めると空を貫く声、いつもながら圧倒される。
そして「ファイティングマン」。序盤ガツンガツンして欲しかったので嬉しい。もう暑くて暑くて、熱い。
そうかと思えば「うつらうつら」で、美しい旋律を聴くと秋風が頬を撫でた気がした。
「too fine life」。この曲が終わる頃、白シャツが絞れるくらいびっしょりになっていた。
「シャララ」はロックとクラシックと浪曲とか色んなものが混ざっている。ヴァイオリンと三味線が入ってもおかしくないと思う。伴奏だけ聴いてもどんな曲かきっと掴めず、宮本さんの歌のすごさがここにあると思った。
「道」。自分が聴きたい方向とマッチしていて嬉しい。シャツがシースルー状態になって着替えればいいのにと思った。前から2列目なのでよく見えた。奇跡的に手に入ったAブロックのチケット。
「人間って何だ」。まだアルバムを全て揃えていないので、初めて聴く曲があったりする。ロックだ。むちゃくちゃカッコイイ。単調に刻まれるリズムになぜだかドキドキした。“コーラス蔦谷好位置!この曲リハーサルでやったら、本番突然コーラス入れてくれました”蔦谷さんってすごい。
「星の砂」もロック。“埋めちゃうぞ!そんな歌です”一言に要約するとそうなのか。違うか。“ウォーイェーイェナー”が好きだ。やっと着替え。44歳の腹には見えない。
ここにきて「パワー・イン・ザ・ワールド」。ひええ。この後どこかで“一万回目の旅のはじまりだ!!”とか叫んでいた。今思うと迷ってこの曲にしたのだろうか。
「生命賛歌」ひええ。近いので獣の目が確認できた。でも集中して聴いているのに歌詞忘れ、同じ個所で2年連続はないと思います。大阪はよろしくお願いします。
長めのMCで休憩。若い頃髪を刈り上げていた理由が“それが男だろうと思って”というところが宮本さんらしくて良かった。
しみじみ聴いた、弾き語り「月夜の散歩」。一音一音しっかりと歌う誠実さに涙が出るかと。
このあたりからの流れが最高だった。「武蔵野」「幸せよ、この指にとまれ」「友達がいるのさ」「赤き空よ!」、新曲「歩く男」、「月の夜」。夕暮れから宵に変化する時間、今年は配分がバッチリだった。それと蔦谷さんのコーラスもそれぞれ綺麗だった。
新曲。一瞬が全てだと、光に満ちた思い出が証拠だと、宮本さんが歌うから泣ける。「幸せよ、この指にとまれ」と「赤き空よ!」の流れを汲むいい曲が聴けた。歌謡曲っぽい。レコーディングしたばかりだそうで、アルバムに期待せずにはいられない。
休憩がてら「月の夜」のMC、“月に無理やり感動して、ホントは大して感動してねえんだけどよ”というところがまた宮本さんらしくて良かった。
“死んでも生きてるって言う感じです”「ハナウタ」。自分が存在する世界は、時が紡がれ、他に影響されても生命が途切れずにいることを改めて思う。メロディアスで大好きな曲だけど掘り下げたくなるのは野音だからかもしれない。
「ガストロンジャー」で終わることを期待していた。本編の最後でもいい。この曲に間近で触れて、血と細胞が沸き立つ感覚がした。自分ではそんなエネルギーを生み出せないのに、エレファントカシマシSに連れて行ってもらえる。

アンコール「珍奇男」、歌い出し“つくえさん”と歌ってしまう。インパクトのあるイントロで、この曲はやり直しがきかないようだ。
「花男」と「デーデ」を終えて下手へ下がる姿に全部使い果たした感があったが、2回目のアンコールがありそうな気配で大丈夫だろうかと余計な心配をしてしまった。よく考えたらいつもそうだった。

2回目のアンコールに応え、白シャツを着ながら登場。汗で袖に腕が通らないのが見ていてもどかしかった。ボタンを一つだけ閉じて、新曲を歌う。フラフラでも声を振り絞るその姿にいつも胸を打たれる。このパフォーマンスに見合う人になれたらと思う。

個人的にこの日のセットリストはとても好き。どこを切り取っても流れがいい。
野音が終わってとっぷり暮れた、闇夜の皇居周辺を散歩し帰途に着く。4箇所蚊に刺されていて、いま痒い。まあそれも思い出。
 MUSIC ON! TV presents GG10
 オープニングで登場したジョージが“今日は汗と脂のライブになる”とか言っていた。イベントの中でこの日が一番男くさいということだが、そんな風に言われるとちょっと嫌だ。エレカシの紹介では“日本で一番初めに好きになったバンド”と。

黒猫チェルシーのヴォーカルは、動きが不思議な生き物のようで20歳(だったか?)の感じがしなかった。
期待していたが、残念なのはベースとドラムの音が大きすぎるのか声量がないのか分からないが何を言っているか分からなかった。
かろうじて聞き取れた“誰か俺の背中をかいてくれ”という所は動きを見ていたらこっちが痒くなった。

ACIDMANは印象に残った曲があって、ヴォーカルの音程を外して不協和音を奏でていた。ノイズで不安をかき立てられるような不透明な世界観を体験した。歌をわざと外して曲として成立させるのは難しそう。MCによると、ニュアンス的にJPOPのことだと思うが現在の音楽シーンに一言あるようだった。本物の音楽を追求したいというようなことを言っていた。最近ネガティブ発言をする人は少ないので新鮮だった。

比較してしまう我らがエレカシは、宮本さん、声量がすごくて絶好調。明朗闊達で何を言ってもポジティブに感じたのは対バンの存在が影響している。聴き取りやすいヴォーカリングにラストまでド迫力の演奏。セットリスト以上にガッツンガッツンしていて、「デーデ」辺りから宮本さんの腕や顔が真っ赤だった。
怒涛のセットリストとは裏腹にMCは至ってジェントルマンだった。“みんなのおかげで素敵なライブになりました”と。
黒シャツの左脇がビリビリになって終わった「待つ男」の後“明日からまた頑張れよ”とストレートに励まされた。
短い時間で今日も使い果たして去って行った。あースカッとした!!
 大阪城野外音楽堂
 ZEPP TOKYO
 格好いいッス。歌すごいッス。喉が絶好調で、少し乾いていて金属みたいな魅力的な声だった。2桁台の整理番号で結構前の方に行けたのに位置が悪くてステージがほとんど見えなかった。仕方がないので演奏と歌に集中。

一曲目、「脱コミュニケーション」。ドスンと重い演奏を覆ってしまう声量。「新しい季節へキミと」も歌が…とにかくすごい。例によって初っ端から飛ばしまくる。バンドもお客さんもあまり緊張してなくて、いい意味でラフな雰囲気だと思った

印象的なイントロで歓声が上がった「俺の道」。“はえーなあ、もうZEPPの日か。行くかエビバデ!”あれ、宮本さんギター弾いてるのかな?石君かな?見えなくてもどかしい。

「今はここが真ん中さ!」。始まる感じがする曲。蔦谷さんがいないから「moonlight magic」やらなかったのかな。

「始まりはいつも」は初めて聴く。シャウトがエフェクトでこだましていた。既に5曲目なのにまだ始まりなんだ。

「good morning」。免許取ったばかりの頃に作った曲とかなんとか。中盤突然“レッツドラーイブ!!!”で宮本さんがドライブに連れて行ってくれた。ギンギンのエレキと、闇の中で激しく光が点滅するストロボライト。スピードが増していく。
“ひゃくごじゅっきろーー!”
“ひゃくろくじゅっきろーー!”



“にひゃっきろーーー!”



“さんびゃっきろーーーーー!!!”
新幹線じゃん、と心の中で笑う。見えないから変に冷静。

「悲しみの果て」、プラチナみたいにしなやかな声だった。ぞくぅっ。

「彼女は買い物の帰り道」、「幸せよ、この指にとまれ」、「明日への記憶」。このしんどい楽曲群を最後までビシッと歌う。

2010年日比谷野音の「人間って何だ」のイントロで始まり、途中から「歩く男」のイントロに変わったと思う。なんだったんだろう。ドラムがすごかった…。この歌にしてこのドラムあり。

「星の砂」、タテノリでチラチラ見えるコーラス石君の顔が真っ赤だった。

“おれのこころに ひーをともっすぅ!”で客席から悲鳴が聞こえた「旅」。来た。分かる。格好いい。この曲だけは見えなくて心底悔しかった。歯切れの良いヴォーカリングがやや乱れ始める。どうだっていいか。

間をあけず「いつか見た夢を」、「さよならパーティー」、「so many people」。ちょっと休んでくださいと本気で思い始める。大きなお世話か。

本編最後「男は行く」。おそらく、成ちゃんに“遠慮すんなよもっと行け”と。なぜかここに来てさらに増す声量、炸裂するヴォーカル魂。ファンで良かった、今日ここに来て良かった、と思う瞬間の一つ。

アンコールでアルバム「エレファントカシマシ」から「習わぬ経を読む男」。これも今日ここに来て良かった、と思う瞬間の一つ。

ステージ上でなにやら繰り広げられて、時折客席から笑いが起こる。

「寒き夜」、出だしのコードが分からず、何回か音程を変えてやり直す。途中も止まってしまった。声が素晴らしく出ていただけに残念でならない。曲が終わってから“練習してなくてごめんよ~”と、謝られた。意外だ。

「ガストロンジャー」、前のめりになった宮本さんが見えた。目が光っている。

“くーだらねーとー”と伸びやかな声で歌いだす。「今宵の月のように」。今日はどことなくフランクな宮本さんで、距離が近かった。不意に声が震えた“ポケットにて~を~”から結局最後まで止まらなかった涙。

センチメンタルになった次の瞬間、「ファイティングマン」でガツンとシメた。


ニューアルバムについて語る。
“自分で言うのもなんだけど、やたらキラキラして好きになりました”
“みんなの無言の圧力をなんとなく感じる”
“レコード会社に「悪魔って何だ」と最初反対された”
“皆に届けようと思って一生懸命作ったのでたくさん聴いてください”

このツアー全部行きたい。
 ZEPP TOKYO
 「旅」の最後、“サンシャアアアーーーイン!!!”が1オクターブ高かった。はあ~カッコイイ。
この日は長いこと黒ジャケを着たままだった。前日“ちょっと寒いんだよ、すいませんねえ”とか言っていた。何とかしたって!
新譜から全曲聴きたい。よく考えたらZEPP TOURであって、『悪魔のささやき~そして、心に火を灯す旅~』TOURではないのだった。長い。
 ZEPP SENDAI
 挨拶がてら“この街でもう一度始めよう!仙台からーーー!!!”“ホームグラウンドみたいな仙台ZEPPです!エビバデようこそ!!!”

フロアのお客さん4割近く男性だったのでは。「夜の道」の解説の時に何かわめく男性がいてヒヤリ。“うるせーなお前!でもありがとう、気持ちは伝わった。話し終わってからにしろ”と説教。大人だ。

大阪野音以来の「真夜中のヒーロー」。イントロのリフにあわせて“フーフーフーフーフーフーフー!”カッコイイ。“道ー!”で、ドンッとこちらを指差す。

「悲しみの果て」まで息つく間もなく、激流のように押し寄せた感じ。“今日はヤオヤっぽい感じでどんどん進んでます。乗せてくれてありがとう”…八百屋…?聞き間違い?

「彼女は買い物の帰り道」のアコギ弾き語りバージョンが聴けた。歌詞を間違えて“「泣けない私は幻の中で~~」”とか歌ってしまい、次の曲でアコギに持ち替えた後に何か少し逡巡する感じがあって、突然“「泣かない私は幻の中で~~」、だった”と、間違えたところから最後まで歌いなおした。良く見えなかったけど座っていただろうか、とにかく声が響いていた。

これで次に移れるといった感じの「幸せよ、この指にとまれ」からずっとアップテンポとなり、歌うことが楽しそうだった。

「歩く男」のイントロが毎回違う気がする。なんとなくそれと分かる。“オイ地味!弾け!”長いイントロからワ~っとサビへ。“秋の夕暮れーーー!!!春の夕暮れーーー!!!夏の夕暮れーーー!!!…人の!…人の夕暮れ…続いていく!!!俺は何を目指して…コンサートで歌うことを目指して歩いていくぜ!!!皆は何を目指して歩いていきますか!!!”。

「旅」、「いつか見た夢を」、「さよならパーティー」、鋼鉄の喉。“むーねーのーおーくーにーあーる ふーるーきーず~に ちょびっとだけー”の「ちょびっと」のしぐさが可愛らしかった。

「so many people」。この一体となる疾走感は今回のツアーになくてはならないような気がする。“イエーイ!エビバデありがとー!!可愛い奴らだ”

「夜の道」、聴かせる。淡々としているのに温かく、琴線に触れる美しい声。基本的なアーティキュレーションとでも言えば良いのか、ずらすことなくオリジナルよりもオリジナルだった。かなり低音のはずなんだけど、低く聴こえないのがすごい。“散歩をしている気持ちで聴いてください。大丈夫ですよ、男同士でも石君とも実験してますからね”その後「デーデ」辺りで、“ギター弾きながら横目でチラチラ俺のこと見るの止めてくれない?不安になると俺の方見る。もっと堂々としろ!”石君、ウンウンと頷く。濃い友情だなあ。

「ガストロンジャー」の“オーオーオーオーオー”で宮本さん下を歌うので、遠慮なくハモっておいた。気持ち良かった。

力強い、繊細、弾ける、伸びやか、温かい、叙情的、または語り部のように、声色まで様々に変化する多彩なヴォーカリングを聴いていると覚醒せざるを得ない。を、あっという間に通り越して受け止めきれない。投げかけられるものに対して自分のキャパが狭い。
終始とても丁寧な歌に加え、曲の合間にギターをたくさん弾いていて楽しそうだった。ノってる。本編でギターを手放したのは「so many people」、「男は行く」くらいだったか。“フ~~~”とか“ウゥッ”とか口からも音漏れ。フリーダム。

瞬間が輝きで眩しい、素晴らしいライブだった。全部記憶に留めたい。
 ZEPP FUKUOKA
 “一瞬が全て”を2時間絶え間なく見せ付けられた。
「moonlight magic」、「九月の雨」、「悪魔メフィスト」は武道館で聴けるのだろうか。
とにかく楽曲を生でたくさん聴きたい。
 日本武道館
 会場に入ると舞台の左右にスクリーンと、正面に幕が見えてストリングスの気配。
暗転するとドビュッシー「月の光」が奏でられ、ストリングスから徐々に蔦谷さんのピアノソナタ、ベートーヴェン「月光」へ移行。美しい。宮本さんを抜かすメンバーが登場。まだ薄暗いまま、オレンジのポロシャツだけは見えて石君の位置が分かる。幻想的な序章を打ち破り、“ズッターン!ズッタズッタ!!!”と来た。トミのパワフルドラムと、石君の途切れ途切れでジワジワとじれったい感じのリフでボルテージが上がる。宮本さんが登場すると強い照明で舞台が真っ白になった。興奮で頭も真っ白である。「奴隷天国」だというのにストリングス入り、新春ならではのおそらくまたとない華々しいオープニングとなった。
座席が南西1Fで、下手に設置された階段で舞台へ出入りするメンバーが見えた。後から登場した宮本さんは、階段を風のように駆け上がっていた。

“今は武道館がど真ん中!!!”“お正月はどうですかーーー!!!”いよいよ始まった感じ。
イントロからめちゃめちゃカッコよかった「脱コミュニケーション」。ZEPPよりパワーアップしていた。
宮本さんのアコギが疾走する「moonlight magic」。やっと聴けた。
“じゃあ旅に行こうか”「旅」は歯切れが良くて快感。間奏でストリングスが際立って最高にカッコイイ。
「ヨロレイン」…いやいや、「九月の雨」は、宮本さんの語りから入ったイントロがとても良かった。“もう2011年になっちゃいましたね。どうでもいいんですけどね。春が過ぎて…夏が来て…秋が来て…冬が来て…ツァラララルラールラー…”みたいな。今日は高音が出にくそうだったけどその変わりに色っぽいウィスパーヴォイスが聴けた。スクリーンにアップで映る横顔のシルエットがまた美味しい。…失礼。美しい。
「翳りゆく部屋」の最後の方の“止まれ”という言葉に確信が持てなかったけど、“とは言え、歩こうぜ”で始まった「歩く男」で納得。宮本さんの目がキラキラしていて、会場を見渡して笑みがこぼれていた。夏の夕暮れ~~~の季節の順番が滅茶苦茶だった。“人の!人の夕暮れーーー!!!”が胸に刺さる。
“今日を楽しみにしてきました。最高ですね。…なーんちゃって”で「珍奇男」。演奏、パフォーマンスが今まで体験した中で一番良かった。
「赤き空よ!」も聴きごたえがあった。ZEPPTOURでは聴けなかったので嬉しい。
「夜の道」はブレスが細かく、たまに音程が外れた。そんなこともあるのか。口笛はすごく良かった。今度のツアーでは完璧なものが聴きたい。
「赤い薔薇」。“こないだ自分で聴いてて感動した”と。
「ハナウタ」で、気付いたら蔦谷さんのコーラスに聴き入っていた。この辺から次々と進んで本編の終盤なのかと悟り始める。
金原さんのバイオリンと笠原さんのチェロが最高だった「彼女は買い物の帰り道」。
「明日への記憶」もCDよりもずっと素晴らしかった。
「シャララ」も再びストリングス入りで聴けて嬉しい。ロックとクラシックと浪曲の融合だと思う。
「桜の花、舞い上がる道を」は移り変わる時節に良く合っていて、とても感動した。
SE「朝」で「悪魔メフィスト」が始まると思ったら心臓がバクバクしてしまった。スクリーンに映し出された太陽が徐々に月で覆われ、光輪ができて日蝕となった瞬間、稲妻が落ちた。光、闇、太陽、月、陰陽…この曲は普遍中の普遍と思う。“拡がる青空”で終わる。相反するものは表裏一体で、人類が生息する限り、善も悪も、創造も破壊も、空の下に全てがある。

ストリングスはアンコールの「平成理想主義」まで。これも本当にカッコよくて素晴らしかった。ストリングスの退場で一度閉まった幕をまた開けてもらい、最後に全員で大きな拍手を送る。
“40くらいのとき”と“大人っぽい曲”というキーワードが出ると「シグナル」だと分かってしまう今日この頃。高音は出ないけど低音は素晴らしく出ていた。温かい声だった。
“契約が切れた時に作った曲”「四月の風」。久しぶりに聴いてこみ上げてくるものがあった。“何があるか分からないからまた切れるかもしれないけど”みたいなことを言っていた。それでも歌い続けてください。
途中でギターを下ろした「俺たちの明日」。この曲でギターを持たずに歌うのを始めて見た。全身で歌う。
「ガストロンジャー」、ほぼオリジナルでまくし立てる。赤いライティングが少し出遅れた。“いーちまーんかいめのー”というアドリブは最近良く耳にする。「一万回目の旅のはじまり」を歌いたいとは思わないのだろうか。ライブで聴いてみたい。
“こうなったら体力勝負だ!”皆で拳を振り上げ、手を叩いた「ファイティングマン」。

「待つ男」がまだなのでアンコールの2回目は絶対にあると思った。マイクを握り締めて全身力んで、下から伝達して突き上げるエネルギーにいつも圧倒される。“し あ わ せ かいっ”の後に“キャー”と黄色い声が聞こえて笑えた。

いつだったか忘れたが“(客席2Fの)一番上まで行ったんですよ”と言っていた。そう言えばライブ前に客席から舞台をチェックしている映像がたまにある。

30曲中20曲がユニヴァーサルで出した曲。新譜からは全曲聴けた。古い曲もたくさん聴きたいし、常に新しい曲にも飢えている。結局何を聴いても良いので、宮本さんがその時歌いたい曲を演ってもらうのが一番。本人も“自分で良いと思う曲を聴かせたい”というようなことを言っていたけど、そういう意味じゃないだろうか。
3時間があっという間だった。
 水戸ライトハウス
 ぎゅうぎゅう詰めの水戸ライトハウス、待ってましたという空気で満たされていた。“楽しもうぜエビバデ!最後までドーンと行こうぜ!”
ステージとフロアに距離がなく、“すごい、近い!”と宮本さん。近くに来てくれた時に顔をちゃんと見たらやっぱり男前だった。彫が深いことに気付いた。
「悲しみの果て」の後、“水戸に来てくれてありがとう!”“エレカシようこそ!”と、フロアからの呼びかけに“久しぶりの水戸ライトハウスですエビバデ!水戸!熱いなオイ!俺たちの方が元気をもらっちゃいますよ!!お互い様だけど”と応える。

新潟のセットリストで期待していた「さらば青春」。“大事な曲で、全部大事ですけど、ちょっと古い曲で、えーと、色々あるけど、さようならとこんにちはは同時に進行していて、街も変わっていくけど動いてる、そういう歌です”みたいなニュアンスだったと思う。センチメンタルではなく、力強く真っ直ぐな歌声に励まされた気がした。
「かけだす男」の疾走感、最高だった。この辺りからがすごかった。
「旅」、「ハロー人生!!」、激しい曲なのに言葉がはっきり聞き取れるのは、メッセージを伝えたかったり元気にしたいという気持ちが強いからではないだろうか。“何度でも立ち上がれ、何度でも立ち上がれ”とつぶやいて歌い出した「何度でも立ち上がれ」、「いつか見た夢を」。怒涛のごとくぶちかます。自分の閉塞感など木っ端微塵にされた。メッセージを受け止めるフロアの熱気もすさまじく、もみくちゃになりながらも腕を振り上げリズムに乗る。“エレファントカシマシ史上、屈指の盛り上がり”“すげーなみんな、ありがとう”ということだった。
メンバー紹介、“アットホームな水戸ライトハウス”“ここの人もアットホーム”、みたいな感じでひとしきり感謝の気持ちを述べた後“なーんちゃって”で「珍奇男」のパターン。“おかーねを!おかーねを!おかーねを!なーげてほしいー”顔が見えなかったけど目を剥いていたのではないだろうか。

「赤き空よ!」の“Let's go 明日へー!”をみんなで思いっきり叫んだ。気持ちよく揃った!
練習していなかった「涙」、石君にコードを確認しつつ弾き語る。美声が聞けたらそれでいい。
「幸せよ、この指にとまれ」、鋼鉄の喉により歌い切る。
「悪魔メフィスト」、なんちゅーかっこいい曲、イントロでゾクゾクする。打ち込みっぽい音も入っていた。リフを誰が弾いていたのだろう。ヒラマさんが全く見えない位置だった。
本編があっという間に終わってしまった。

アンコール1曲目に「Sky is blue」。リセットな感じがたまらない。
“まだいっても大丈夫ですか、溢れる熱い涙、心も体も温まる熱い涙”と「今宵の月のように」。
「俺たちの明日」、「笑顔の未来へ」。いつもどおりのパフォーマンスで、なぜか泣けた。フロアから“ありがとう”の声を何度も聞いてまた泣けた。
ほぼ雄たけびの「ファイティングマン」。正義を気取るポーズが近くで見られた。

2回目のアンコールにも応えてくれた。最後に励ましソングの極めつけのようだった「四月の風」。ドーンと行けエビバデ!”の言葉を残して去って行った。様々な想いが集まって、激しくも温かいライブだった。“

普遍的なものが持つ強さを目の当たりにした。
何にも変わらない自分、生活の安易さと怠惰。目をそらさないで奮い立たせよう、頑張ろうと思った。
あの場所にいた方全員、ありがとうございました。
 戸田市文化会館
 “ホールは天井が高いですねぇ”と、ホール初日の感想。戸田市文化会館は一列ごとに段差になっていてとても見やすかった。1F後ろから2列目だったけど宮本さんの全身が見えた。石君側はメンバー全員よく見える。

この日は湿度が高く、喉が絶好調のようで最後まで歌が素晴らしかった。
キーボードはサニーさん。「moonlight magic」のコーラスが良かった。ツアー『昇れる太陽』の福岡で宮本さんに歌が上手いと言われていたとか。

「暑中見舞い」。何度も繰り返しの指示を出したイントロ。リフに乗せて口をついて出るスキャットが器用に上がったり下がったりと、その相対音感にいつもながら感動。しばらく歌っていたが、ストップ。いいとろこで前方の座席にお客さんが遅れて入ってきた。もしかしたらそれで集中の糸が…と勝手な推測。“やり直し!今度は普通に”
「珍奇男」。なんとなく回数を数えてしまった。“おかーねを!×10回、かね!×6回”
「遠い浜辺」。今度はイントロは普通だったのに歌い出しがほにゃららしてしまって中断。噛んだ?“あー!…すみません、恥ずかしいです。プロにあるまじき。「遠い浜辺」です。聴いてください”と言ってやり直し。
「赤き空よ!」。終わった後にもう一度途中まで弾き語った。
新春同様「朝」から「悪魔メフィスト」へ。確かに高音だけど、叫ばなければ出るのではないだろうか。でも叫んでしまう。

「ココロのままに」って、ライブでは1999年以来らしい。
“大好きな埼玉、東京の仲間です”で「武蔵野」。
“し あ わ せ かいっ”と、歌舞伎役者が見得を切る。富士に太陽ちゃんとあるで終演。手が滑ったのか、マイクのゴッという音を久しぶりに聞いた。

服装は標準、アンコールで中が黒シャツに。MCはかなり少なかったが、それでも2時間ということは丁寧にやってくれたということだ。じっくり聴けて満たされた。

いつも通り全ての曲を力一杯投げつけられ、投げキッスも、少し笑いが起きるくらい手の振りが大きかった。あれはホール用だろうか。
 福岡サンパレス
 1曲目の「moonlight magic」では高音の伸びがめちゃくちゃ良かった。喉の調子は悪くなさそうなのに「彼女は買い物の帰り道」の2コーラス目から声が詰まった。泣いていたのか、泣きそうだったのか。

「暑中見舞い」も「珍奇男」も、いつもよりパワーがなくて気になった。「明日への記憶」は歌い出しから最悪だった。前回行った戸田では有り余っているようだったのに。

「旅」のMCで“モンゴル×▲¥@…火を灯す旅”と謎の言葉を放つ。博多湾の蒙古襲来だろうか。…全然関係ないかも。

序盤で“歳を経れば経るほど何のために生きているのか分からなくなってきました。大変ですよ”。これは体調がイマイチなのだろうなと理解した。大阪まで少し日が開いているので回復していますように。私は行けないけど、行って調子を確認したい気持ちでいっぱい。
 千葉県文化会館
 オリンパスホール八王子
 “ここまでー、くろう、かさねてきたーーーー”の後の終盤のリズムに乗せて →
おじさーんがおっ、とっ、と、おばさーんがおっ、とっ、と、
おじょうさーんもおっ、とっ、と、おこさーんもおっ、とっ、と
おっとっと、おっとっと、すっとこどっこいおっとっと、すっとこどっこいすっとこどっこい
あんたもおれも、すっとこどっこい、すっとこどっこいとっとっと、とっとっと…………
でええええええ!…………
文字で伝えるのは難しい。いやー、楽しかった。すっとこどっこい言われて喜んでりゃ世話ない。

ライブは回を重ねるごとに進化する。素晴らしいライブだった。“八王子は今日だけだぜエブリバデー”二階と三階のサイドを指差し、“オペラハウスみたいですね、オペラ行ったことないですけど”と。オリンパスホール八王子は新しくてややフォーマル感があり、ホワイエの絨毯は踏んでいい?ってくらいフカフカだった。
1曲目「moonlight magic」、これまで参加した4本のライブすべて声に伸びがあって、サニーさんとの調和が完璧。宮本さん一人でハモっているような心地良さだ。
「おかみさん」、演奏と歌も良かったし、赤青ピンクのライトがゆっくり順々に点いては消えて、余韻が交じり合って雰囲気が出ていた。
「ヨロレイン」もライブごとに違う。スキャット、叫び、ささやき、発する声が全てメロディに相対的。この曲だけではない。ラストの「ガストロンジャー」まで今日は特に濃厚だった。
“あっと驚くような曲を用意してきました”と言っていたが、「東京の空」のイントロは、驚くというより血が沸いた。ほとんどCDと同じに歌うのを身体中で聴いた。最近読んだ荷風の「日和下駄」が頭をよぎる。変わっていく街と変われない己を嘆くのは今も昔も同じ。鳴り止まない拍手。
「赤き空よ!」にイントロが付いて、少し違う曲になっていた。
“ちょっと自慢しちゃうんですけど、バンドを長くやっていると、みんなとなんかこう、ストレートな感じでコンサートをやれるようになってきました。長くやってみるもんだと思いました”
「夜の道」、こんなに情感豊かな歌声が生で聴けるなら何度でも来たい。目を瞑ると情景が浮かぶ。
「悪魔メフィスト」。赤と緑の毒々しいライティングが、“光、闇、縦横上下”からモノトーンに変わるところがめちゃくちゃカッコイイ。

アンコール。“若い人って達観してますね。自分の歌ですけど”で「ひまつぶし人生」。大人になると余計なことを考え過ぎてしまう。若い方が達観しているのかも。やっぱり歌はすごく良かった。
「友達がいるのさ」。ここにきてとにかく声が出ていたのと、動き回っても丁寧に歌う。届く。

全身で表現する歌、歌、歌の嵐。今日も満たされた。
 TOKYO DOME CITY HALL
 TOKYO DOME CITY HALL
 SWEET LOVE SHOWER
 日比谷野外大音楽堂
 夕暮れどきの日比谷公園はイベントで大賑わい。人混みをすり抜け一直線に野外大音楽堂へ。
成ちゃんのベースから始まった。トミのドラムが静かに続き、金髪石君のギターが重なって、イントロの16小節目が終わるころ、短髪白シャツの宮本さん登場。4人の「歴史」。挨拶がわりの機嫌が良さそうなハミングが聞こえた。
“旅、旅へ…”で「孤独な旅人」。意味もなく野音だなあと思う。“旅へ行こうぜー!新しい旅へよう!”

“エブリバディこんばんは、知恵を絞っていろんな曲を用意してきました。気楽に最後まで盛り上がってくれ!”
“ちょっと古い、「悲しみの果て」”この曲って古いのか。間髪入れず、全部現在進行形だと言わんばかりに「ふわふわ」に持っていく。“ダダダダッアウッ、ワンツースリーフォー、イエーーーー、うるせえオイ、だまれこのぼけナス、オメェ、オレに命令するんじゃねえ!!!”…ドキドキ。
“オレと石君のギターを聞いてください”“勉強だ!勉強勉強!”来た。「勉強オレ」!大好きだ。そして「無事なる男」。“笑っちゃいました。良いこと言ってるなと思って”のあと、「太陽の季節」が続く。どう気楽に聴けばよいのか分からない。しばらく4人のみで怒涛のセットリストが続き、最初の発言の紳士っぷりとの乖離を見る。まだまだ飛ばす「うれしけりゃとんでゆけよ」。この曲も大好きです。全部好きです。タイミングは忘れたけど後ろの方から男性の声で「大好きだあーーー!」と聞こえた。その気持ちものすごくよく解る。

はじめて見る、金属でピカピカのドブロギター。“当時のレコーディングでエンジニアの寺田さんに借りました。再現したくて”ということで「月夜の散歩」。金属質なんだけど、叙情的でとても印象的な音だった。“昔はよく散歩しましたねえ。でも都内だと昔ほどは歩かなくなっちゃいました。なんで見るもの聞くもの全部あんなに美しかったんでしょうねえ。度肝抜かれて、お弁当持ってね。美しさは変わらないんでしょうけど。見る人の邪気が漂っているのかもしれませんね”(←記憶力の方がアレなのでニュアンスで受け取ってください)など、親しげに語りかける。場内もリラックス。
“野音はやっぱり風が気持ちいいですね”弾き語りコーナー2曲目は「サラリサラサラリ」。弾き語りは鈴虫との共演が美しい。
“オレは一体何者だ…アーーーーーー!!!”まったりした場内を劈く雄たけびで始まった「ラストゲーム」。ここからエレファントカシマシエスだっただろうか。あまり覚えていない。
「Tonight」の動きがなかなか見ものだった。パンッと1回頭の近くで手を叩き、身もだえ。形容が難しい。“ワン、ツー、スリー!”お客さんの手があまり上がらないのは日比谷ならではだろうか。なんかもう、意地みたいに手を上げるのを我慢した。
“秋と言うには暑いけど、虫もいて、強引に、秋ですよね。秋になると優しくなったり、切なくて、憂いを感じたりします。憂いの上に、1人単身赴任でニューヨークに行って作った曲です”「秋」。ニューヨークに行ったと何回言うんだろう、と思ったら“余計なこと言っちゃったかなあ”と。次に続いたのは、イントロで“キャー!”と黄色い声が聞こえた「ハローNew York!」。最後は身をよじって声を絞り出す。
「風に吹かれて」、身振り手振りで届け!と力強い。最初の音が蔦谷さんのキーボードから美しく響いた「翳りゆく部屋」。この辺からスーパーマンの宮本さんにも少し疲れが見え始める。「明日への記憶」。“へやにたどりーつき”って巻き舌になってますよ…。“駆け抜けてきました、野音。一生懸命聴いてくれてありがとう”ありがとうと、何度も繰り返す。
“終わりと始まりは同居していて…”「新しい季節へキミと」。「男は行く」。大丈夫ですか、アンコールまでに全部使い果たしてませんか。でもそれが本来の姿かもしれないなあ。

アンコールは黒シャツで登場。“優しさいっぱいのこの会場の雰囲気は一体なんだろう、ありがとうエブリバディ!”人は人を映す鏡らしい。“気楽に聴いてください”初めに優しく語りかけたのは宮本さんだ。野音だから?秋だから?優しくされて嫌なわけはないけど、あまり怒りを放棄されると逆に突き放された気になる。
「武蔵野」は、ツアーの戸田でじっくり聴いたのとは違う。上手く言えないけど野音の「武蔵野」だと思った。「生命賛歌」。序盤でギターを手放す。“死に絶えし人々の祈りありて…歴史!”と叫ぶ。
「幸せよ、この指にとまれ」、「友達がいるのさ」。フラフラだ。爆発的なパフォーマンスに気持ちの高ぶりをずっと詰め込むのはしんどいに決まっている。でも、“お前らがいるから、明日もまた出かけよう”と言ってくれた。

2回目のアンコール。限界よろしくで“行こうぜ、笑顔の未来へよー!”と最後まで歌いきる。お客さんの手がたくさん上がる。ベラベラとまくし立てた「ガストロンジャー」。表にも聞こえただろうか、“野音にお集まりのみなさま!イエーーー!!!”…限界を超えた。“全員ファイティングマンだ!男も女もファイティングマン!”で限界を超えたまま“オレを力づけろ!”と叩きつけて退場。

3回目のアンコール。しばらくマイクスタンドに頭を突っ伏す。“おなじみなんだけど、でもまあ夏だし、好きな歌、いつの日か輝くだろう溢れる熱い涙”「今宵の月のように」で終演。最後はギターがひっくり返って裏が表になっていた。何をどうしたらそうなるのだろう。あれっ?となるも弾くフリだけはするのが宮本さんらしい。

45歳、いくら宮本さんでもそろそろキツイだろうか。ちなみに腹筋と背筋は継続されているのだろうか。声が出にくそうだった。身体的に衰えたところでスーパーマンには違いないし大好きである。今後ともよろしくお願いします。かく言う私はメンバーより10歳も若いくせに長引く残暑により夏バテである。情けない。石君がまぶしいくらいに金髪で肌がますます白くて、やけに若々しかった。
 渋谷公会堂
 2011年の武道館、ストリングスが加わった「奴隷天国」以来の衝撃。オリジナルにはないホーン隊が加わった「真冬のロマンチック」で鼻血が出るかと思った。“冬です。音楽でもどうですか”“へやはぽーかーぽーかすとおぶ きーきおーぼーえーがあるーぜ(ンパッ、ンパッ、ンパッパパララー)”…どうやって伝えれば…。
その後の「Soul Rescue」もホーン付き。この曲どれだけ聴きたかったか。昇天した後に一旦戻って来てまた昇天させられた。絶好調の声に乗せて、“もっともっと!欲望を!もっともっと!強い愛を!もっともっと、強い!強い!強い!愛を!!!”と、がなりまくる。最後の“(ダダン!)エィ!(ダダン!)エィ!(ダダン!)うええええええい!!!”で、今日はもう元は取ったなあ、などと変なことが頭をよぎった。まだ4曲目だったのか。そんなはずないのに、次の「俺の道」が弱く感じてしまった。
「未来の生命体」、ギターリフでわああああ!みたいな感じになり、その後のMCがあまり頭に入らない。“切ない冬の歌です”「ふたりの冬」。
「リッスントゥザミュージック」。ストリングス入りと共に狂おしく繰り返されるアウトロは、尽きない思い。
「漂う人の性」~「傷だらけの夜明け」~「普通の日々」~「旅」~「笑顔の未来へ」~「俺たちの明日」の流れで、ささくれた心が解かされ、改めて自分自身を見つめ直し、温かく優しく包まれ、頑張ろうぜと励まされ、泣いた。皆きっとそれぞれの想いを抱いてエレカシに会いに来た。なんぼほどの包容力だ。
本編最後は、ステージに向かって左奥のストリングスと右奥のホーンの厚みで、新年の華々しさを背負った「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」。目にも耳にも、体全部で楽しく、間奏のメンバー紹介では自然と手拍子が出る。欲を言えば“ピアノー!”と言って蔦谷さんを紹介して欲しかった。
“1部終了”と言って退場。アンコールと呼ぶには追加演奏の域を超えているエレカシにおいて、1部と2部に分けたらしい。

黒シャツで2部突入。「あの風のように」を聴いていたら、去年のツアーファイナルで宮本さんが言った“音楽って素晴らしいですね”の言葉をふと思い出した。本当に。
思いがけず「FLYER」ばりのロックだった「東京からまんまで宇宙」、成ちゃんが大変そうだったけどかなり好き。ライブで聴くと全然違う。
「絆」が聴けて嬉しかった。終盤だというのに伸びやかな声で歌う。歌い終わった後、“民主党を離党した若い奴らが「きづな」っていう党を結成したなー、つに点々の、真似したわけじゃないだろうけど…いい曲なのに言わなきゃ良かった”…うん。ストリングス退場。
入れ替わりにホーンが入って「パワー・イン・ザ・ワールド」!カッコイイ…。この日のセットリストは、自分にはどストライクだった。

“年が変わると、やっぱり気持ちが改まりますか?”というようなことを言っていた。日々を大切に生きている人は年が明けても、また1日が始まるということに変わりはないのだろう。いつも変わらずに戦い続ける宮本さんを見ると、私も目の前の課題にきちんと向き合わねばと思える。
 渋谷公会堂
 風邪でしたが元気もらいました。
 ROCKS TOKYO
 「大地のシンフォニー」のあと、“最初は病気だって言うから青ざめまして、どうしようと思って、大人だし、胆嚢炎っていうんですか? よく分かんないですけど、そうしたらお医者さんが、いやいや、もうそんな盲腸と変わんないですから、とっちゃえば平気ですってことだったので、もう元気で退院しています。そうなってみるとですよ、なんだよ、じゃあ出来んじゃねえかよ、と思いましたが療養が大事ってことで〜〜〜うんぬんかんぬん〜〜〜みんなどうもありがとう!”と。
医者のセリフ回しが上手かった。人間ドックで見付かったようなことを言っていた。

ステージには当然のごとくドラムセットがない。主催の鹿野さんから、トミの件とバンドではなくソロのステージであることの前説があり“宮本浩次、フロム、エレファントカシマシ!”と紹介されていた。

ソロと言いつつトミ以外はいるだろうと思っていたが、本当にソロが多かった。
1曲目、アコギで「今宵の月のように」を弾き語り、エレキで“みんなに捧げます”「悲しみの果て」。
おもむろにギターをかき鳴らし、“宮本ですエブリバディようこそ”と自己紹介。
“みんなに聴いてもらいたくて、おとといと昨日練習してきました。若い頃大好きだった、RCサクセションの素晴らしいバラード”「スローバラード」。トミの話を聞く前だったので“悪い予感のかけらもないさ”で涙ぐんでしまった。“市営グランドの ちゅーうーしゃじょーーーー”って、素晴らしく美声。

“こないだ録ったばかりの新曲のさわりを聴いてください。大人になって、…まあ、やってくかって、そういう曲です”「ココロをノックしてくれ」エレキ弾き語り。“この曲のレコーディングのときに鹿野さんが雑誌の取材で来てくれて、鹿野さんお菓子食ってましたけど、楽しかったです。今日も盛り上げてくれてありがとう”テンポの良い、ノリの良さそうな曲でツアーで聴くのが楽しみ。

“30歳くらいで、これからどうやって生きていこうかと悩んでいるときの歌”「漂う人の性」。アコギ弾き語り。演奏がシンプルなので宮本さんの声が良く聞こえ、アカペラで聴きたいという欲求を少し満たせた。“エブリシングそう!”で、“のーぼりくるー”と一緒に歌いたくなったがぐっとこらえる。

石君、成ちゃん、キーボードのサニーさん、ギターの藤井さんが登場。トミの代わりに打ち込みで始まった「大地のシンフォニー」の歌い出しが“旅はーまーだー”となってやり直し。石君に“打ち込み係、もいっかいお願いします”と言ったような。高音がつらそうだったが、一音を丁寧に、大切に歌う。白シャツのボタンを2,3個飛ばしたのはこの曲だっただろうか。全身に力が入りまくっていて、いつの間にかこちらも手がグーになっていた。石君、成ちゃん、サニーさん、藤井さんは一旦退場。宮本さんはふらふらで息が上がり、休憩かたがたこの冒頭に書いたトミの報告があった。

さらに新曲「七色の虹の橋」はアコギの弾き語り。思い出と未来を愛おしむように、穏やかな、真っ直ぐな声で歌う。可愛らしい歌詞。
“待ち合わせはいつも古本屋”
“世界で一番幸せだった二人”
“セピア色じゃない七色の虹の橋”
“ボードレールの「パリの憂鬱」”
“誰の人生もマスターピース”

藤井さん再登場。宮本さんと藤井さんのエレキ2本で演奏された「我が祈り」。スクリーンに写る形相が破壊的。ずっと白目を剥いて歌う。よく分からなかったけど、たぶん、すごくかっこいい曲のような気がした。予備知識なしでライブで「悪魔メフィスト」を聴いたらこんな感じだろうか。

「男は行く」は去年のツアーファイナルの最終曲、「待つ男」のように凄まじかった。石君と成ちゃんに“前に出て弾け”と。“男よ行けーーーーー!!!!”“サンキューエブリバディ また会おう!”で終演。

結果的に特別なソロライブということになったので、行かない予定が急遽参加することにした。いろいろとすごかった。
9曲に想いを込めた宮本さんのライブ、その余韻のまま帰途に着く。
 新潟LOTS
 アルバムのようなロン毛を想定していたが、鬼太郎カットで登場。逆に石君がロン毛。そんなことはどうでも良くて、終始とにかく歌が絶好調だった。一曲目の「大地のシンフォニー」から素晴らしかった。低音が珍しくビブラートになっていた。超高速の「ワインディングロード」は、なぜか適当に流している感があった。あまり気に入ってないのか…?

イントロからブルージーな「俺の道」はサポートの藤井さんのギターによるものだと思った。ロック&ブルース? 「俺の道」だけではなく、「ココロをノックしてくれ」も「穴があったら入いりたい」も、さらに「珍奇男」では宮本さんのアコースティックギターの入りからブルース。個人的にはかなり好きで何度でも聴きたい。日常の出来事や喜怒哀楽を歌うブルース、そしてエレカシのルーツのひとつはRCサクセションなのだからマッチして当然だ。私はファン暦が浅いので、これがエレカシにとって新しいことなのか、それとも一周回って元に戻ったのか分からないけど、とにかく好きだ。ところで藤井さんの紹介で、“ほとんど話したことがありません。渋い”と言っていた。どういうことだ。

「約束」も素晴らしく、Music Videoで見えたように宮本さんの愛が込められた歌だった。丁寧に気持ちをを乗せて、言葉を大切に紡ぐ。
キーボーディストがいないっぽいのにキーボードが何のためにあるのか不明だったが、宮本さんによるピアノ弾き語り「飛べない俺」。“『奴隷天国』のとき、池袋でヤマハのピアノ教室に行って1ヶ月くらい練習したきりです”とかなんとか言っていた。人間味があって、緩急自在なのがどことなくギターと同じで、宮本さんらしいと思った。

トミ、いつも通りパワフルドラマーだった。退場のときリストバンドを投げる。もらった人いいなー。

宮本さんの華奢な身体から発せられる喜怒哀楽にじっと見入ってしまった。
アルバム『MASTERPIECE』を引っさげてのツアーよろしく、一つひとつのライブが傑作となるに違いない。
 Zepp Tokyo
 Zepp Tokyo
 Zepp Namba
 Zepp Namba
 日比谷野外大音楽堂
 TOHOシネマズ六本木で観た。映画館は涼しいし観やすいし、これはこれで楽しめた。
例によって10分遅れのスタートを想定して開演時間前の少し前に入ったら既に始まっていてショックだった。
曲が終わるごとに少し控えめな拍手、呼びかけはなし。宮本さんのトークに笑いが起き、「星の砂」「ガストロンジャー」では拳を上げる人が数人程度という具合で、六本木では映画を見ているときよりも少し賑やかかな? という状況だった。
退場するときの投げキッスがばっちりアップで流され、そこの笑いが一番大きかった。でかいスクリーンで見ると投げキッスもでかい。なんだか幸せな気分になれた。
 日比谷野外大音楽堂
 まず、元気に歌う姿を見ることが出来て嬉しかった。ほぼ宮本さんレポートになってしまった。石君の髪の毛がブロンディというか、黄色かった。宮本さんに、“晴れの舞台に染めてきました。見てやってくれ。頭皮が痛いとか言ってたけど大丈夫?”と、いじられていた。このお約束の感じも何もかも嬉しい。
“嵐の前の静けさ。すごい晴れ男か晴れ女がいるんじゃない?”ということで、秋雨ならまだしも台風は想定外だったが、空は少し雲が流れるくらいで雀が頭上を舞っているのを見ると、今日のところは一旦待ってくれたようだった。

先に5人登場。「平成理想主義」のイントロが繰り返され、宮本さん登場。“イェー、エブリバディ!”と挨拶ひとつ。“いい風吹いて!理想主義で行けーーーー!!” こっちの耳がキーンと鳴るくらい張り上げる声を聴いていると、本当に快復したんだなあと実感。昨年の『MASTERPEACE』ツアーを思い返しても、確実にそこからパワーアップして戻ってきてくれたようだった。“アイライク、んー…空! アイライク、アイライク、えー、自分? アイライク、日比谷の野音!”
このタイミングの日比谷で「地元のダンナ」。くぅ~、ありがとうございます。ギャーとかヒューとかやけに奇声を上げていて序盤からそんなでちょっと心配になったが、結果的に全く問題なかった。
“素直に、と思っていて、…そんな歌です。”で、「四月の風」。間奏のギターにジーンときた。昨日は映画館で見ていたけど、昨日も今日もうまく言葉が出てこないようだった。そんな日もある。割とある。鈴虫の音色が残響と重なって増幅していたのはよほど湿度が高いからだろう。白シャツは早々にシースルーになっていた。愛用の白シャツが製造中止になり、ストックは20枚くらいあるけど、あんまり破けなくなっちゃったと言っていた。
“俺と同じで人生は毎日繰り返し。悲しみの果てには楽しいことがある”病に悩まされているときの、頭をかきむしる姿を勝手に想像してしまう。でも今日はこうして以前にも増して生き生きとしたステージを作り上げてくれる。
“歌詞が大好きで、きっとみんなもこんな感じかなと思って”「大地にシンフォニー」。最後まで驚くほど瑞々しく、また力強い声で歌う。湿度もあるけどやはりタバコは一日3本で維持してもらいたいなと。ところで宮本さんの声の周波数帯域を専門的に調べてオペラ歌手と比較してほしいと思うのは私だけだろうか。まあ何しろ今日は演奏をも凌ぐ声量だった。
これいいなあと思った新曲の「めんどくせえ(仮)」。自分の話で恐縮ですが、口癖のように“めんどくさい”を言ってしまい、せめて今後は“めんどくせえ”を連呼するこの曲を歌おうと思う。それこそめんどくせえっていう。“空を見てー 鼻がキュキュッとなってー”ってのはなんだろう?
1stアルバム『THE ELEPHANT KASHIMASHI』より立て続けに「ゴクロウサン」「星の砂」。からの、昨年リリースされた「涙を流す男」。今も25年前も、潔く旬を切り取ってありのままを表現し続けているからこそ、制作時期を隔てた楽曲群をライブで並べたとしてもこうまで同調しきっているのだろうと思う。エレファントカシマシの曲が普遍であることの証のように感じられた。
次なる新曲は、本人の言う通り弾き語りで“ボヤいて”いた。ドキュメンタリー映画の最後に流れていた曲だったかな…? “はてさて〜この俺は、かれこれ〜何十年、ときには適当に、ときには気合い入れて、どうでもいい仕事とか憧れの何かを追い求め〜〜うんぬんかんぬん〜〜金持ちでもないしちっとも偉くなってない〜〜飛んでっちまいたーい〜〜”とのことだった。
“子供の頃はヒーローになりたかった”で、「なぜだか、俺は祷ってゐた」。
“2週間くらい耳が聞こえなくなっちゃって、自分で恥ずかしいくらいです。今はなおっちゃって恥ずかしくて言いたくないくらい。みんなにたくさんたくさんありがとう。みんなもやっぱり生きてるから共感してくれる”みたいなことを言っていた。
「シグナル」が沁みた。すっかり日も落ちて青い月が見える。客席を指差し“心に花咲かせる人であれ”と歌う。
“遊びでも何でも疲れきって寝転がって空を見ると、空を飛びたいなって思うよね”と言われたが、疲れきっているときはとりあえず眠りたいと思う。そこの違いか。
“俺はもう楽しいことなんてないんじゃないか”という曲で、新曲。「人生の午後に」とか「ネバーエンディングストーリー」っぽかったかな? CDでじっくり聴きたい。
さらに、“新曲やるんでちょっと”と言って、びしょびしょの白シャツから再び白シャツに着替える。ローディーさんに手伝ってもらってやけに時間をかけて身なりを整えているのを見るとPVでも撮るのだろうかと思ってしまった。“丁寧に丁寧に詩を作ってきたんで、ぜひ詩を聴いてください。「貴方へ(仮)」という曲を聴いてください”なんとなく懐かしいようなバラードだった。肝心の詩をほとんど覚えてないけど、人を愛するということは自分も愛するということで、何かは何かに繋がっていて同じものであったり、絶え間なく影響しあっている、というようなことを思った。
『STARTING OVER』から「さよならパーティー」と「笑顔の未来へ」。後半のテンポアップがそろそろ本編終了に向かっていると思わせる。
「ズレてる方がいい」。ああ、去年は表で聴いていたなあと思い出す。
「俺たちの明日」は、いままで聴いた中で最高の“さあ、がんばろうぜ!”だった。元気をもらった。

アンコール。あと何回月を見ながら生の「今宵の月のように」を聴くことが出来るんだろうと思った。今日は少し朧げな月の下で聴いた。
“イエーーーイ!”という呼びかけに“イエーーーイ!”と返して「コール アンド レスポンス」。ここにきて俄然輝きを放つステージ、その流れで「ガストロンジャー」。待ちわびた瞬間、こみ上げる想いを発散させるように拳を突き上げ、叫ぶ。“キリスト教の聖書にも載っててさあ、6年掛けてまだ半分しか読めてないんだけど、孔子の「論語」にも“思いやりが大事だ”と書いてあって、俺は感心したね。自由に行こうぜー!胸を張ってそう!”
“なんか元気になってきた!お互い様だエブリバディ!お前がファイティングマンだ!”

2回目のアンコールはTシャツで、“なんか恥ずかしい。これしかなかった”と。昨日が「so many people」→「ガストロンジャー」で、今日が「コール アンド レスポンス」→「ガストロンジャー」。ということは、最後は昨日と同じ「花男」ではなくて「待つ男」に変えてくるだろうと瞬間的に予測してしまった。いつものように残りの全部を出し切るかのような「待つ男」。“富士に太陽ちゃんとある”を地でいく気らしい。

いつもならマイクをゴッっと落として投げキッスして去っていくのに、今日はゴッという音に反応して“アッ”となっていた。イヤーモニターなるものを付けているからだろうか。

発表された数々の新曲に期待しつつも、やはりエレファントカシマシのライブは唯一無二で、最新のライブが常にMASTERPEACEだということを、改めて感じられた日比谷野音だった。

 さいたまスーパーアリーナ
 現時点では、このコンサートがMASTERPIECE。
 日比谷野外大音楽堂
 いつも感じることだけど、聴く方が試されるような真剣勝負のステージだった。

「太陽ギラギラ」を聴けて見られて嬉しかった。宮本さんの芝居が大仰で、孤独な心の声を体現するような、嘲笑するピエロのような、自分の中にある歌詞のイメージそのままだった。

今回はところどころで鼓膜が破れるかと思った。次からは、宮本さんのご両親のように耳栓を持参しなければならないかもしれない。
 日本武道館
 元気もらいました。
 日比谷野外大音楽堂
 雑感。

中盤に「待つ男」が始まったので
思わず時計を見たら、ライブが始まって45分くらいしか経過してなかった。
曲が終わり、「まだ終わりじゃありません」みたいなことを言っていた。

EMI時代が胎動記なら、ユニバーサル時代は何記だろう。
この日の野音は、何処かに移行するグラデーションの中にいるように感じた。
エレカシのライブはいつも生々しい。
生き様と音楽活動が同期しているからだろうか。
復帰後のアルバム『RAINBOW』は…
意図しない休養の後の、音楽制作に対する衝動が光だとして
楽曲がプリズムで、雨の後に虹を見るように自分の前に存在するのだろうか。
新譜について、そんな風に想像を巡らせていると
聴きたい欲求は増すばかりである。
 Mr.Children 2マンツアー
 定刻に近づき、前方の押し合いへし合いが激しくなった。のを、2Fの真ん中辺りから見ていた。19時を数分過ぎた頃にエレカシ登場。宮本さんは黒のロンTとスキニーでマッチ棒みたいだった。宮本ー!みやじー!トミー! と、いつもと変わらぬ声援が聞こえた。

会場に入る前は周りがミスチルファンと関西弁ばかり。東京から来たエレカシファンにはアウェー過ぎると思っていた。
一発目、「おはようこんにちは」で怒声が響くと、場内が熱気に包まれるまで時間はかからなかった。みんな拳を突き上げ、ミスチルファンとエレカシファンがひとつになった。“あんまり盛り上がってくれたので、面食らってます”とのこと。この盛り上がりは大阪ならではだと思う。乗るのが上手い宮本さんと乗せるのが上手い大阪人がハマると相乗効果が生まれるらしい。
「悲しみの果て」が始まると歓声が上がった。知ってる曲だからかみんな嬉しそうだった。生のこの迫力、この美声、どうよ! とか思ったりして。
「TEKUMAKUMAYAKON」のタイトルコールで笑いが起きる。イントロで手拍子を求める宮本さん。素直に全員参加するあたりがワンマンと変わらない。腰を振ってリズムを取る宮本さん。ステージの端から端を行ったり来たり。もうちょっと抑えた方が〜と、余計な心配をし始める。ライティングが見たことないくらい色とりどりだった。
“呼んでくれてありがとう。ミスチルみたいなバンドはいなかった。いつもトップランナーで目標です”みたいなことを言っていた。お客さんの反応ばかり気にしていたから肝心のMCをあまり覚えていない。何目線なんだろう。
まさかの「こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい」。
“新しい曲を聴いてください”と、息を整え「RAINBOW」。力んで歌う宮本さんを凝視する隣のミスチルファン。終わった後に“しんどそうやなあ〜”って、そっちか。
息を吹き返したかのような「Destiny」、「愛すべき今日」。一音一音はっきり聞こえ、高音が良く出ていた。
メンバー紹介でなぜか、トミをヒラマミキオと紹介しそうになる。“私が総合司会の宮本です。お見知り置きを!今日はベストメンバーできました。ミスチルに対抗するため”笑いを取るのを忘れない。
「ハナウタ」でカウントを間違えてやり直し。「俺たちの明日」で会場が明るくなり、一体感が増す。そんなに歌いやすいのかというくらい声が出ていた。
“今歌ってて思い出したんですけど、20年くらい前にミスチルと同じステージに立ったことがあって、桑田さんのAAAというイベントに呼んでもらって、自分たちは契約してない時期だったけど、裏で「innocent world」を聞いてドキドキして感動したのを覚えています。ミスチルとはそれ以来です。あと、新潟でイベントが中止になって以来です”と、中止になってないap bankフェスを忘れる宮本さん。
温かい拍手を送られ、“そんな和やかなムードの中で、しかし一体お前どう思ってんだ”と始まった「ガストロンジャー」。対バンだと痛快。やっぱり宮本さんは格好良いと結論した。
「ファイティングマン」でいつも通り見栄を切る。ステージを走り回る。終演かと思ったが、ステージ下手を見て“まだ出来る?”と。
“お呼びじゃないけどもう一曲”で「桜の花、舞い上がる道を」を歌いきる。歌う前はボロボロ、肩で息をしていたのに、なぜ。

1時間の演奏。終わってみると、会場の空気はワンマンと変わらなかったという印象。いつもの大阪。
そして宮本さんは投げキッス多めで、すごく元気だった。ヒラマさんのマイクスタンドに倒れ込み、ドラムセットによじ登りトミに襲いかかり、蔦谷さんの後ろでケーブルに絡まっていた。

転換20分、ミスチル登場。桜井さんは意外と体格が良さそう。なんて思うのは、マッチ棒の宮本さんを見慣れているからか。そう言えば、大型バイクを乗っているとか何とか。
元々持っているアルバム4枚と、最新の『REFLECTION{Drip}』を聞いて予習したものの、ヤマを外してしまったようだ。しかしそこは国民的モンスターバンド、日本人ならどこかで触れてるミスチルソング。聞いたことがある曲がいくつかあったし、なんだったら口ずさめる曲もあった。
「掌」はかっこ良かった。途中からオリジナルと違い、サニーさんから始まる桜井さんとの歌の掛け合いがあった。少し溜めてるようなじれったい感じが良かった。ハモりではないのでサニーさんの歌の上手さと声色がよく分かった。「悪魔のささやき」ツアーの時は宮本さんの声と奇麗にハモっていたけど、桜井さんの声とも馴染んでいた。“キーボード&ボーカル”として紹介されるのも頷ける。

何かの曲で、ドラムの鈴木英也が語り始め、イーチ、ニー、サーン、ダーーー!となった。分けが分からぬままダーーーだけ間に合って良かった。
桜井さん曰く“エレファントカシマシさんとのギャップが激しい。特に猪木”だそうだが、大丈夫。付いていける。“(エレカシが)大好きなんですよー。昔、明大の学園祭で見て、衝撃でした。衝撃でした。衝撃でした。”と、3回繰り返すほど衝撃だったらしい。“エレカシと同じオーディションを受けて、個性がないと言われ、個性に憧れ、髪を立てたり、ガチャピンとムックのムックみたいな衣装を着たり、すればするほど個性が失われ、デビューしてしばらくするうちに、これでいいんだと思うようになった。もう無個性です”笑いが起こる。それでいいのかミスチルファン。「個性」が服を着て歩いているような宮本さんと比較されても難しいものがある。“今日は上からエレカシのライブを見ていて、個性と迫力に影響されそうになるのを、違う、あれは真似できないもの、とこらえた。でも少し自分の中に宮本さんがいるんです”と。この話で一気に桜井さんが好きになった。
“くーだらねえとー つーぶやいてー さめたつらーしてあるーくー”と、“おーはよー こんにちーはー さよおーなーらー”を何かの曲の途中に入れていた。生で聞けて貴重だ。

ちなみにミスチルを生で見るのは「奇跡の地球」のコンサート以来。最後の方で童謡か何かの替え歌を歌ったときに、桑田さんの歌は聞き取れるのに桜井さんは何を言っているのか全く分からなかったという残念な記憶がうっすらある。今日はほとんど聞き取れた。改めて聞いて当たり前だけど上手いなあと、たまにかかるビブラートの揺れがすごく奇麗だなあと思った。
ライブがCD音源と同じように聞こえるミスチルと、CD音源とは別ものに聞こえるエレカシ、という違いが面白かった。
 豊洲PIT
 「RAINBOW」が今までで一番格好良かった。“ライブで何回かやって、上達してきました”とのこと。
「なからん」は、今年の新春ライブで金原千恵子ストリングスチームに耳コピしてもらって演奏したらしい。

目測を誤ってステージがほとんど見えない位置をキープしてしまった。豊洲PITなんて嫌いだ。
ヒラマさんだけ見えたので、ヒラマさんをずっと見ていた。
 金沢本多の森ホール
 宮本さんの歌が素晴らしかった。
 新春ライブ2016 東京国際フォーラム ホールA
 春はあけぼの。
「曙光」。ステージに点されたオレンジのライトがひとつ、東の空に上る太陽を模していた。
直後、スクリーンに映し出された青空一面のステージ「Under the sky」。
この流れに感激しすぎて死ぬかと思った。
 新春ライブ2016 東京国際フォーラム ホールA
 ニッポンのおしょうがつ〜 でも平日〜 
エブリバディ!たくさん〜ありがと〜〜うぉううぉう〜〜
おんがくのじかんです〜〜とうきょうこくさいふぉーらむ〜〜
このそらのした〜〜うぉううぉう〜〜
ありがとう〜〜ありがとう〜〜、、、
と、アコギで即興的に歌っていた。

三度目のファンファーレから待ちに待った「RAINBOW」。
歌い出しまでの間、照明が落とされたホールは
期待と緊張で息ができない。楽しすぎてしんどい。
暗闇の中、ギターを渡す宮本さんのシルエットがぼんやり見えた。
オリジナルよりも少し長い「間」なのであった。

気楽に聞いてくれと言われても、それは難しい注文だ。
「花男」の途中、“われわれ、なんたらかんたらほにゃららほにゃらら、
歌を歌い続けていきまする!”と言っていた。
辛うじて聞き取れた言葉がファンとしては嬉しい。
_____

雑感。
日々押し寄せるニュースにパンクしそうになったり
理想と現実のギャップに悩まされて生きているけど
苦しいのは、生きるが故の証なのだ。
“金があればいい”という言葉に癒されてしまう。
「デーデ」がバラードになりうるのは、エレカシの曲だからなのだろう。
 日比谷野外大音楽堂
 雨が降ったなあ。
 Zepp Tokyo
 宮本さんは最近では、ライブの2日後くらいに腰が痛くなるらしい。
帰りは月が奇麗だった。
 Zepp Sapporo
 日本武道館
 登場後、「こんばんは〜」の声音がやさしく、リラックスした気持ちで始まる。
この日は平日だからか「おつかれさまです」とも言っていた。
 大阪城ホール
 客電つけっぱなしの「ファイティングマン」と「デーデ」、粋な演出だった。正座はしてないけど。
最初から最後まで宮本さんの歌が素晴らしく、復活後に参加したライブでは一番良かった。
「RAINBOW」と「ガストロンジャー」のたたみかけには圧倒された。
アリーナの後方、端までも伝わる直球勝負のパワー。これだからライブに行くのを止められない。
相変わらず死ぬんじゃないかと思うくらい使い果たして去って行った。

何を演るかわからないような緊張感はなかったけど、
鉄板、負けなし、予定調和のような感じも30周年の節目には相応しく
一万人の祝福に満ちたライブを体感できた。そしてやはり、大阪最高。

次はツアーだ!
 北とぴあさくらホール
 「歴史」から始まり、30th Anniversary Tourの1曲目にぴったりだと思った。

今日のライブは、“エレファントカシマシのコンサートへようこそー!そして、北区へようこそーー!”ということで始まった。
”王子は区役所があったりして北区の中心なんです。でも赤羽の方が人口は多い”と。地元愛というより、中学生かと。前回の大阪城ホールでのMCで、プロデューサーか誰かに“君らの曲は母性本能が強い女性にしか受けない”と言われたと言っていたけれども、こういうところもだろうか。違うか。

「今宵の月のように」で、“考えてもみてくださいよ、自分の歌がテレビから流れてくるんですよ”。
「戦う男」は野茂英雄が出ていたCMの曲で、当時はテレビでメジャーリーグの試合を見て応援していたと。“かっこいい曲なんで聴いてください”タイアップの話は「ハナウタ」でもしていて、“同じメンバーでずっとバンドをやっているけど、タイアップがあると活性化する。絶賛受付中です”ということで、お題という縛りの中、的確で最高の曲作りに勤しむ職人・宮本を勝手にイメージ。
“なんでみんな桜を見ると写真をバチバチバチバチ撮るんだと不思議に思っていたけど、桜はすぐに散ってしまうところがいいらしいですね。最近知ってびっくりしました”と。“バチバチバチバチ”がものすごい早口だった。
今回のベストアルバムについて、“テッド・ジェンセンにリマスタリングやってもらって、統一感があって良い仕上がりになった。売れたので嬉しい”とのこと。
「風に吹かれて」あたりで脱いでいた黒ジャケを「夢を追う旅人」で着なおしていた。白シャツのボタンが飛んではだけている上に羽織るのが妙にセクシー。「ファイティングマン」でステージのバックに特大の30thロゴが下りてきた。黒ジャケットに納得。曲最後、ロゴのシルエットと重なるようにメンバーに向かってジャンプした。格好良さの極致だった。

北とぴあはコンパクトで段差があって、ステージが見やすかった。
 熊本県立劇場演劇ホール
 オリンパスホール八王子
 弘前市民会館
 富山オーバードホール
 NHKホール
 さいたまスーパーアリーナ
 30th ANNIVERSARY TOUR THE FIGHTING MAN SPECIAL ド・ド・ドーンと集結!!〜夢の競演〜
 いやー、すごかった。
夢の競演、どこを切れば良いのか分からないくらいミラクルの連続だった。数日経った今も余韻が残る。
アリーナ33列12番。ブロックの、ステージに近い方の端だったので視界が開けていた。

___

なにやらファンタジックな出囃子が・・・そして“春の歌”で開演。トップバッターはスピッツだった。
“今日は主役じゃないんで、知らん人もいるかも・・・スピッツというバンドです!お見知り置きを。
エレファントカシマシのイベントに呼んでもらえるのはとても光栄なことです。俺は28年前からファンで、
昔は正座して聴いていました。今は立って聴いています”と、背筋ピーンの仕草。
“今日は頑張ります、よろしくお願いします”
真摯な挨拶とともに始まった「チェリー」。そして続けざまに、『ハチミツ』が発売された当時繰り返し聴いていた「愛のことば」で感無量。
カバー曲「浮雲男」は、もうスピッツだった。「ぷかり〜ぷかり〜ぃ〜」の滑らかな声に、煙が雲になることもきっとあるだろう、と。
「涙がキラリ☆」は、宮本さんがフェスで涙したというリフでふわ〜っと世界が広がった。
「恋する凡人」はみんなと一緒にジャンプし、「スパイダー」はみんなと一緒に手を振った。
スピッツのライブは手拍子をする人が多いようだった。

草野さん:ミスチルもエレカシも同世代のバンドで、アマチュア時代にライブハウスでやってた頃を思い出して緊張するんだよね。
田村さん(かな?):しかもトップバッターって久しぶりだよね。
草野さん:そうなんです。俺らも高齢になってきたので〜〜
田村さん(かな?):フェスだとケーキとか置いてあるけど、今日の楽屋はあんこ系が多かったよね。
草野さん:あんこ系多かった(笑いと相づち)。
エレカシでは見ることができないステージ上メンバー同士の掛け合いは、なんてことない話でもやけに新鮮。

“宮本さんがインタビューで言ってたけど、40代は若者の老年期で、(客席に向かって)40代いる?老年期よ?
だけど50代は老人の青春期なんだって。(メンバーに向かって)だから俺らいま青春を生きてる。
スピッツも、Mr.Childrenも、エレファントカシマシも、長く長く続くように祈ってください。
ご長寿バンドを目撃したみなさんも、きっと長生きできると思います”
草野さんは、明るく切なく懐かしいスピッツのメロディーそのものみたいな人だと思った。

___

転換20分後、ステージが明るくなって「Everything(It’s you)」が始まった。
途端、ここはホールや箱ではなくアリーナだったとふと思う。
「innocent world」は生で初めて聴くはずなのに、瞬間的に身体になじんだ。アクエリアスだけに。
“めっちゃくちゃ楽しみにしてきました。何より今日は、みなさんお得です。こんなこと最初で最後だと思います”
“(客席)え〜”
“いや、また宮本さんに誘われたら話は違いますけど”
30周年の祝祭に衣装はフォーマル感あり、曲に乗せた“おめでとうございます!”の言葉。こういうとこ、分かりやすくスターだ。
2015年、ZEPPの2マンでは分からなかったけど、桜井さんはすごく動く。
そして“みなさんの歌が聞きたいんですけど”と言って客に歌わせる。
歌ってみると意外と楽しくなる。“ありがとう〜!”とスクリーンに大写しのクシャクシャの笑顔。スターだけどフレンドリーだ。
宮本さんの“俺の歌を聴け!”と言わんばかりのパフォーマンスとのギャップがすごい。

“エレファントカシマシさん、大好きなんですよ。
Mr.Children初めての人は、いや、エレカシを観に来たんだと流してくださって結構です。
だけどちょっとだけ聞いてください、大好きなんです”
と言って、好きになったきっかけを語り出す桜井さん。
“88年に受けたソニーのオーディションに最終選考まで残りつつも落ちたことが悔しくて、
ソニーの人に電話で理由を聞いたら、個性がないと言われて。
一緒に受けたのはブーム、すかんち。確かに自分たちは髪を立ててないし、衣装も地味でした。でも待てよ、
2年前の同じオーディションに受かったエレカシは自分たちよりも地味・・・
一体どんなライブをするのかと偵察・・・勉強のため、エレカシが出演する明治大学の学園祭に行って。
そしたら、ご存知と思いますが、すごかった。見た目が派手な人たちより、誰よりも熱く、激しく、かっこよかった。
それからしばらくエレカシを聴いてました”

“自分たちがカバーしたい曲がエレファントカシマシさんの本編と被るのは嫌だから、マネージャーさんを通して確認してもらったところ、
なぜこんな地味な曲を・・・本人たちもあまりやってない、ということで・・・エレカシファンの人はトイレ行くとこです”
ライブの最後の方で、今年に入ってからのモチベーションはこの日だったと言っていた。
オリジナルを意識してか、ビブラートを抑えた「太陽ギラギラ」は嬉しい驚きだった。
囁くような“俺にはやつらがバカを捨て〜”から、“あ〜あ〜本当に〜楽しいの〜〜!!”という叫び。情緒多めの歌に宮本さんの存在を感じた。
アウトロはぜひ桜井節炸裂で最後までやって欲しかったけど、ミスチルファンが引くかもしれない。
“調子に乗って最後に歌います・・・なにをし〜ても〜”と美声で「やさしさ」の冒頭、からの「名もなき詩」。
「やさしさ」もフルで聴きたかった。

2組のカバーの選曲に宮本さんは、“カバーされるのは古い曲なんですね”と言っていたけども
同じエレカシファンとしては、誠に勝手ながら親近感を持った。

___

転換15分後、我らがエレファントカシマシ。
夢見心地から叩き起こされた「RAINBOW」。往復ビンタをくらうかのような怒りテンションの「奴隷天国」。
コレですコレ。マゾっぽいけど欲しいのはコレ。
前日、“出し尽くした感があるんだけど”と言いつつアンコールに応えて泣きながら歌っていた人と同一人物。
30周年のツアーで参加した中でも、この日の歌は最高だった。
曲数が少ないと精度が高くなるのか、スピッツとMr.Childrenへの対抗意識からか。
畳み掛ける「星の砂」。ッアッアッアッア!とリズムを裏で刻む姿がエロかっこいい。
「風に吹かれて」は、みんな見事に揃って手を振るので私もつられて参加した。
「悲しみの果て」も「笑顔の未来」も「桜の花、舞い上がる道を」も「今宵の月のように」も、声がめちゃくちゃ出ていた。
「風と共に」も素晴らしく、最後歌詞のミスがなければと悔やまれる。反射的な立て直し方が宮本さんらしいなと思った。
「ガストロンジャー」、秀逸。“さいたまベイビーさいたまベイビーさいたまベイビー!
たまたまベイビーたまたまベイビーたまたまベイビー!サイサイサイサイ!”とまくし立てる。“お尻出してブー!”
新曲「Easy Go」は、息継ぎが大変だから練習しないと、と。こういう姿に本当にいつも元気をもらう。
比較しても意味ないけど、スピッツとミスチルはこの完成度で新曲を披露することはあるのだろうか。
「FLYER」は久しぶりに聴いたら、やっぱりすごくかっこいい曲だった。

たくさん話していたけど半分以上忘れてしまった。そしていつも以上に何を言っているのか分からなかった。
“みなさんようこそ!こんなみっともない姿をさらしてすみません、何がみっともないのか分かりませんけど、
スピッツとMr.Children、ほんと素晴らしい。まあいいじゃないですか”
分かるような分からないような、謎の言葉とともに興奮が伝わってきた。
“Mr.Children、スピッツ、エレファントカシマシ、順不同、どうでもいいですけど、最後までみんな楽しんでいってくれ!
いい顔してるぜー!かっこいいぜー!かわいいぜー!よく見えないけど!”
最近よく使う、“よく見えないけど!”に加え、“おそらく!”みたいなパターンのオチもあるようだった。
“言い訳ですけど、昨日まで30周年のツアーに集中してまして、すいません、カバー曲、次は何か練習して〜〜”
ふとWOWOWのドキュメンタリーを思い出し、夏のフェスで確か「いとしのエリー」を・・・。
“契約が切れている時にミスチルの『Atomic Heart』が出て、300万枚、若いすごいのが出てきた!やべーぞ!と。
あの時は若いって思ったけど、今となってはあまり変わらない。
140歳と150歳はあまり変わらないけど、0歳と10歳だと大分ちがう。お分かりいただけたかと”
みんなウンウンと温かく見守る。
“スピッツの「涙がキラリ⭐︎」は、私が好きだというのを知っていて、草野さん演ってくれたのでしょうか”
「innocent world」は、桑田さん主催のAAAのイベントで聞いて号泣、「涙がキラリ⭐︎」は、RIJフェスで聞いてまた号泣、と目から涙の仕草。

アンコールの「ファイティングマン」。
最初はエレカシメンバーのみ登場で、やっぱりセッションはないよな〜〜と思ったら、“ちょっと呼んで、歌っていただこうかと”
びっくりした。まさかこの3人で一緒に歌う姿が拝める日が来るとは思わなかった。スピッツはサポート演奏、ミスチルはタンバリンとダンスだったか?
草野さんも桜井さんも、何でも自分の歌にしてしまえる。“オーイエーーーーイ”を長めに伸ばす草野さん。
歌の前の宮本さんの、ほぼ独壇場の総合司会が笑えた。
草野さん:トップバッターだったから他のバンドを観たら反省点があって・・・
宮本さん:桜井さん、俺の歌どうでした?
桜井さん:いや、良かったですよ!
宮本さん:無理やり言わせてすいませんねぇ。
って子供か!草野さんの反省点が何だったのか気になって仕方ない。桜井さんも笑うしかない。
宮本さんはこのイベントの趣旨がいまいち解ってないと言っていたが、この意図を汲むのは難しかった。
本人は半分本気だろうけどあのキャラで笑いの方向に行くのである。今日も通常運転なのだった。
最後客席に向かって3人で肩を組んでお辞儀。右に草野さん左に桜井さん、両手に華の宮本さんが微笑ましかった。

ライブ後の、清々しいような晴れ晴れとしたような、満たされた気持ちは一生忘れない。
血の巡りが良くなりました。長生きできそう。ありがとうございました。
 日比谷野外大音楽堂
 新譜が好きすぎて早く生歌が聴きたかった。そんな飢餓感を雨が落ち着かせてくれたのか、じっくりと聴くことができた。新譜のタイトルチューン「Wake Up」は地声の響きがイケメン。第一声で昇天。なんちゅうかっこいい曲なんだ。この曲だけ序盤から歌が遅れて聞こえた。ディレイじゃなくて不具合ですかね?って誰に聞いてるんだろう。オリジナルで入っているディレイは口でやっていたのが宮本さんぽかった。話がややこしい。
「Easy Go」はさいたまスーパーアリーナで聴いて、アルバムで聴いて、野音でまた聴いて、聴けば聴くほど凄さが増していく。もうずっと頭から離れない。どうでもいいけど先日カラオケで歌ってみたら貧血を起こしそうになって最後まで歌えなかった。
第一部最後の「RAINBOW」で喉が破壊されたように思った。雨の中を待つオーディエンスを気遣ってか、ほとんど時間を空けず再登場。「今宵の月のように」は明らかに声が割れて苦しそうだった。でも最後まで歌い切る。
「Destiny」あたりから雨が途切れ始め、「シグナル」では月が顔を出すようになった。野音は月がよく似合う。帰りは夜風が気持ち良くて大手町まで歩いた。

次はツアーだ!宮本さんはスーパーマンだからきっとすぐに回復するだろう。

雨に濡れたチケットを折ったままにしていたら、インクが滲んでくっついて開かなくなった。それもまた思い出。C15列29番。
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